今年のふるさと納税計画
みなさんこんにちは。
年が明け、ふるさと納税も再び上限いっぱいまでできるようになりました。
今回は、我が家の2021年ふるさと納税計画をお伝えしようと思います。
・結論
合計約4万円の生活費節約!!
訳アリ米90kg(熊本県高森町)
トイレットペーパー96個(岐阜県池田町)
買い物の負担も大幅に減って一石二鳥!!
・訳アリ米90kg
熊本県高森町に寄付をすることで頂くことができます。
気になるのが「訳アリ」の部分だと思います。
ふるさと納税の高森町のホームページによると、「訳アリ」とは
- 欠けたお米、小粒のお米、白くなってしまったお米が入っている
- 未熟なまま収穫されてしまったお米を一部使用している
- コロナ禍で飲食店向けでの需要が減り行き場のないお米
とのことです。
昨年はふるさと納税でミルキークィーンというブランド米をいただきましたが、今回は訳アリ米をいただこうと思います。
理由は以下です。
- そもそもブランド米へのこだわりがない
- 米の欠け、白くにごるなど気にならない
- 家でおいしく炊くポイントを実践している
- 恐らく一年分に近いであろうお米を頂くことができる
もちろんブランド米は、特色があって、お米の個性を存分に堪能できるので食べていて楽しいです。
ただ、ブランド米でないと気に入らないといったことは一切ないので、ブランド米である必要はありません。
お米の見かけもあまり気になりません。
家でおいしく炊くポイントとは
- 土鍋でおコメを炊く
- お米にしっかり水を吸わせる
- 冷蔵庫でお米に水を吸わせることで低温の水から炊く
この3点で見違えるほどおいしくお米を炊くことができます。
土鍋で炊くとおこげがたまらなく香ばしいのですよね。
ほとんどのガスコンロに炊飯コースがついていると思うので、炊飯鍋や土鍋を買うだけです。
ホームセンターで3合炊きの土鍋で2千円~3千円で購入することができます。
おこげが好きな方は土鍋、苦手な方は炊飯鍋にすると良いと思います。
ホントに見違えるくらい、ツヤツヤにモチモチに炊き上がりますので是非お試しください。
大きな省エネ効果もあるので、その点は別の記事で紹介します。
そして魅力的なのは破格で大量のお米が頂けて、しかも6回に分けて発送してくれる点です。
我が家には食べ盛りの長男君がいるので家計にも非常に優しい返礼品です。
お米の味は届いたらレビューします。
・トイレットペーパー96個
これは内容を書くまでもありませんが、トイレットペーパー96個を1万円の寄付で頂くことができます。
1パックが12個入りなので8パックいただけることになります。
トイレットペーパーは買い物の際にかさばるので、買い物の負担がなくなるのが魅力的ですよね。
まとめて送られてくるのですが、重ねておけるし、必ず消費するものなので減っていくものなので置き場にはそう困らないのではないかと思います。
生活必需品をふるさと納税で頂けるのは、生活費を抑えるだけでなく、生活の手間も省いてくれるのでとても助かります。
・柔軟剤ファーファ ココロ詰め替え用7個セット
こちらは柔軟剤です。
詰め替え用だけというのもまた嬉しいポイントで、何個もボトルのもので割高になるくらいなら、ボトルを自分で1個買って、詰め替え用を使い続けるというのが良いですよね。
最近のドラム式洗濯機は柔軟剤をそのまま本体のカードリッジにセットするので、ボトルがそもそも不要です。詰め替え用だと保管スペースも小さくて済むので嬉しい限りですよね。
いろんな柔軟剤を試したいという方には不向きな選択ですが、柔軟剤に大きなこだわりはないので我が家としては非常に嬉しい返礼品の一つです。
ファーファという柔軟剤は初めて使うのですが、どのような柔軟剤なのか楽しみです。
洗剤や柔軟剤の液体ものは重たいので、こちらも買い物の負荷を小さくできる魅力もあります。
・ザックリと節約金額を算出
まずお米です。
訳アリ商品なので実際の価格はもっと安いのでしょうが、細かい点は気にせず計算してみます。
スーパーでお米を10kg購入すると約3,500円程度です。
90kgのお米が頂けるので
3,500円/10kg × 9袋 = 31,500円
続いてトイレットペーパーはスーパーで12個入り330円程度でしょうか
330円/12個 × 8パック = 3,960円
550円/個 × 7個 = 3,850円
合計39,310円
です。
ふるさと納税は2,000円が自己負担になりますから、実際は
37,310円の節約
ができます。
約40,000円程度の節約
ができます。
「知っているか、知らないか」、「やるか、やらないか」だけの違いで年間でこれだけの節約ができるのであれば、ぜひ実践したいですよね。
・まとめ
ふるさと納税は今、最もホットな制度の一つと言っても過言ではないくらいお得な制度です。
ふるさと納税制度を利用した人は返礼品のメリットがあり、寄付を受けた自治体は税収が入るので活力のもとになります。
返礼品が届くたびに
「公的制度でここまでやるの?」
とビックリするくらい充実した公的制度だと思います。
2021年になり寄付金額もリセットされ新たにふるさと納税ができるようになりました。
皆さんもぜひ実践してみて、生活の負担、生活費の削減をしていきましょう。
今回私が計画したふるさと納税のリンクを以下に貼っておくので内容を確認してみてください。
合わせて2020年のふるさと納税をまとめた記事もリンクを貼っておくので参考にしてみてください。
それでは失礼します。
【ふるさと納税】【定期便6ヶ月】訳あり 緊急支援品 生活応援米 15kg×6回 (1回5kg×3袋)計10kg以上 送料無料 白米 精米 国産 熊本県産 送料無料 032-005
【ふるさと納税】トイレットペーパー アクアロール W(ダブル)96個セット 【雑貨・日用品・トイレットペーパー・ダブル】
【ふるさと納税】ファーファ ココロ 柔軟剤 詰替用7個セット 【雑貨・日用品・洗剤・洗濯用洗剤】
米国ETFの為替相場の影響について
みなさんこんにちは。
今回は米国株や米国ETFに投資をする際の為替リスクの大きさについて解説したいと思います。
為替リスクは、外貨建資産への投資をする場合、避けては通れないリスクです。
どのような感じになるのだけでも知っているだけで、心の準備ができると思います。
・結論
為替リスクは意外と大きい!!
しかし、優良資産へは積立と保有を続けよう!!
・外貨建資産の状況
VYMとは
「バンガード・ハイディビデンド・イールド・ETF」
と言い、日本名を
「バンガード・米国高配当株式ETF」
となります。
VYM1つだけで、米国株式の配当利回りが高い400銘柄以上に分散投資ができます。
私はこのVYMに先日約95万円程度を投資し、94株を購入しました。
日本円をドルに換える手法は、住信SBIネット銀行を利用し、為替手数料を1ドル当たり4銭で行いました。
日本円とドルのやり取りであれば、住信SBIネット銀行が最安と思います。
他の銀行では1ドル当たり25銭の手数料がかかるので、手数料を約1/6に落とせます。
私の場合、約1万ドルを一括で購入したので、手数料は400円程度で済みましたが、他の銀行では2,500円程度かかる計算なり、その差は結構大きいですよね。
・VYMへ投資の現状
以下にVYMの投資状況を示します。
取得単価が94.13ドル、現在の基準価額が94.06ドルなので6.58ドルの含み損になっています。
6ドルであれば大した含み損ではないのですが、日本円に換算するとこの含み損が約14,000円にまで膨らみます。
これが為替の大きさです。
外貨資産は一般的に、円高であれば少ない日本円で多く外貨が購入できるので、購入時は円高が有利です。
一方外貨資産を売却し、日本円で利益確定をさせる際は、円安のほうが少ないドルで多く日本円を購入できるので、円安が有利です。
私の状況は、購入した時より、VYMの株価は下がり、かつ円高も進行している状態です。
ただ、売却して利益確定させる予定は全くないので、この含み損はあまり気にしていません。
でも、為替の影響って大きいですよね。
・日本円-米ドルの相場のトレンド
結構影響の大きい為替相場ですが、日本円とドルの関係を見てみましょう。
直近10年の為替は以下の通りです。
驚異の円高時代が含まれているので、現在は円安です。
現在は円安のピークを抜けて緩やかに円高傾向が進んでいます。
それではもっと長い期間ではどうでしょうか。
約20年のチャートです。
円高と円安に周期性がありますが、全体的に見て緩やかに円高傾向というのがわかると思います。
短期では1ドル90円から120円のレンジで大きく動きます。
そして長期では緩やかな円高傾向です。
そして今後の予測は全く分かりません!!(笑)
・円高傾向で外貨資産を購入しても良いのか
先ほど、
- 購入時は円高
- 日本円での利益確定時は円安
が有利とお伝えしました。
しかし現状は緩やかな円高傾向です。
つまり、為替に関しては理想と反対の傾向にあるということです。
このような状況下で、外貨資産を購入してよいのでしょうか。
私の意見は、投資をして全然良いと思います。
むしろ為替の波を気にして時間と機会をロスするほうがよっぽど損をしていると思います。
高配当ETFの場合、保有し続けることを前提に投資をしていくのが良いと思いますが、仮に売ることになっても、為替の相場は短期で上がり下がりを繰り返しているので、売るタイミングはそれなりにあると思います。
もっと言えば、売るときは為替相場は気にせず、売ってしまうというのもアリだと思います。
私は高配当ETFを今後も購入し続けていく予定ですが、株価自体は値下がりしなければ良いという程度のスタンスで購入しています。
それよりも、投資を増やしていくことで、分配金を目当てにETFには投資をしていくつもりです。
VYMは株価自体も値上がりしているし、毎年増配も繰り返しているのですが、そこまで細かく気にせず、まずは上記のようなスタンスで、投資額を増やしていくことを目標にしています。
配当金や株式の売買時には必ず為替の影響を受けるのですが、私の場合はそこまで気にせず、キャッシュの状態を見て投資できる余力があるのであれば投資に回していくというスタンスです。
・ETFを購入する際のポイント
私の場合、米国ETFを特定口座で購入してるので、購入時手数料がかかってしまいます。
購入手数料は購入金額の0.25%で最大20ドルかかってしまいます。
しかしこの手数料もあまり気にしていません。
まとめて買えるタイミングがあれば20ドルの手数料で購入でき、若干お得ですが、積立投資スタイルでコツコツ購入することも今後あると思います。
要は、米国ETFの場合、相場や手数料を気にせず、自分の投資のタイミングや積立スタイルで購入を続けて保有し続けていけばと思います。
何にせよ、年間経費率が格安なので、日本の投資信託と比べると年間経費率の差で購入時手数料等々元が取れると思います。
ETFに投資をすることはそれだけ有効な資産形成ができると考えています。
・私の今後の米国ETF方針
現金を貯めて、ある程度貯まったら積極的にVYMを購入していこうと思います。
ETFは他にも魅力的なものがあるのですが、まずは1,000万円を目標に年間配当金30万円を目指そうと思っています。
VYMをベースに、他のETFを物色しつつ、チャンスがあれば他のETFも購入してみようと考えています。
今後もこのVYMの状況や分配金の状況をレビューしていけたらと考えています。
・まとめ
いかがでしたか?
今回はETF購入における為替のインパクトとそれでもETFの購入には大きな価値があることをお伝えしました。
まだ投資を始めていない方は、まずつみたてNISAで投資に慣れつつ資産形成を始めて、投資が自分に合っていると思えば私のように分配金を目当てに高配当ETFにチャレンジしてみるのも良いと思います。
大切なことは売らないこと。
優良な資産を保有し続けることだと思います。
それでは失礼します。
SBI全世界株式インデックスファンドの解説とオススメ全世界株式インデックスファンド
みなさんこんにちは。
今回はSBI全世界株式インデックスファンドの中身を徹底解説して、オススメの全世界株式インデックスファンドを改めてお伝えしていきたいと思います。
全世界株式インデックスファンドに投資を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
・結論
SBI全世界株式インデックスファンドは小型株を含むのがポイント
全世界株式は分散の程度で選択しよう
ただし、現在のところは
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)がオススメ!!
・SBI全世界株式インデックスファンドの概要
以前の記事でもSBI全世界株式インデックスファンドは紹介してきましたが、改めて概要を確認したいと思います。
- 「FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス」への連動を目指す
- 投資先は49か国、約8,000銘柄に時価総額加重平均で投資
- 投資対象銘柄は大・中・小型銘柄
- 2020年実質コストは0.12%
- 直近の3年トータルリターンは6.71%
このファンド1つに投資をするだけで、世界中49か国の大中小型銘柄の約8,000銘柄に分散投資ができます。
世界中の投資可能株式の約98%をカバーしています。
投資を始めるうえで最も大切なのが「リスクの分散」です。
この投資信託1つに投資をしていれば「株式投資」だけでは最も広い分散ができます。
・小型株の考え方
このファンドの特徴は小型株を含んだ投資ができるという点です。
大人気のeMAXIS Slim全世界株式では小型株は投資対象となっていません。
小型株を含まなくても大・中型の投資対象であっても分散は十分だと思います。
小型株を含むことのパフォーマンスも一長一短です。
今が正にそうですが、中・小型株が好調です。
しかし、小型株のパフォーマンスが上がることがあれば、当然、下がることもあります。
なのでパフォーマンスも最終的にはほとんど同じになるのではないかと考えています。
ただ、初心者が投資を始めるにあたり、広く分散をさせることは、安心して投資を続けるための「お守り」のようなものだと考えます。
投資が不安であれば、まずはより幅広く分散させているSBI全世界株式インデックスファンドに投資をしてみて、慣れてきたら分散の小さいファンドに変更してみるというのも手です。
そして、これまで積み立てた分は売却せずに、そのまま運用を続けることをオススメします。
・構成銘柄の確認
それでは、SBI全世界株式インデックスファンドの構成を確認していきましょう。
SBI全世界株式インデックスファンドは最終的に、3つのマザーファンドに投資をすることで、全世界の約8,000銘柄に分散投資をしています。
引用元:SBI全世界株式インデックスファンド交付運用報告書 よりhttp://www.sbiam.co.jp/fund/pdf/80d441b0874df649a4693f90af85cb4d779a61cd.pdf
「SCHWAB US BROAD MARKET ETF」というのは大・小型の米国株式2,500銘柄に投資をする米国ETFです。
SBI全世界株式インデックスファンドの53.9%がアメリカの大・小型銘柄となります。
続いて構成比率が大きいのが「SPDR PORTFOLIO DEVELOPED WORLD EX-US ETF 」です。
これは、アメリカを除く先進国株式の大・中・小型株に投資をするETFです。
構成比率は全体の35.2%です。
最後になるのが「SPDR PORTFOLIO S&P EMERGING MARKETS ETF」です。
構成比率は9.8%です。
これら、3つのETFに投資をすることで、全世界の株式約8,000銘柄に投資をする仕組みです。
これだけ幅広く分散できて年間総経費率は0.12%です。
※過去に「運用報告書で見る最良の全世界株式インデックスファンド」という記事で「総コストを0.19%」と誤った記事を書いてしまいました。記事を修正させていただきますとともに、誤った情報を流してしまい申し訳ありませんでした。
・小型株のパフォーマンスの影響について
前項で少し触れた小型株を含むパフォーマンスについてですが、以下のグラフで比較してみたいと思います。
データが確認できる2019年3月頃からのトータルリターンの比較です。
- 青線がSBI全世界株式インデックスファンド
- 紫線がeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
この期間ではeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のパフォーマンス良いですが、現在のように小型株のパフォーマンスが良いと逆転することも十分に考えられます。
2年の期間でトータルリターンの違いが1.4%程度なのでほとんど気にならない程度と思います。
この差を年利に換算すると0.18%程度なので、ほとんど差がないと思ってもらってよいレベルと思います。
この先は小型株が上昇を続け、逆転する可能性も十分にあります。
ここで改めてお伝えしたいのは、これまでのデータから小型株を含むか含まないかの、トータルリターンへの影響はほとんどないということです。
・どのように選んだらよいか
正直、どちらでも大差はないと考えます。
しかし、現時点で全世界株式インデックスファンドを選ぶなら
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
をオススメします。
理由は以下です。
- 純資産総額が圧倒的に大きい
- ファンドの運用方針が低コストを目指している
純資産総額が大きいと、運用効率が高まり、低コスト化につながります。
加えて、eMAXIS Slimシリーズはファンドの方針として低コスト化を掲げていることが大きいです。
つまり、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は更なる低コスト化を実現できる可能性がより高いということです。
・まとめ
改めて、SBI全世界株式インデックスファンドの総コストについて過去に誤った情報で記事を書いてしまったことをお詫びいたします。
申し訳ありませんでした。
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のほうが総コストは高い結果でしたが、変わらず低コスト化の可能性が高いと思われることから、私はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を引き続きオススメしたいと思います。
しかし、小型株を含めた投資がしたいという方にはこちらのSBI全世界株式インデックスファンドをオススメします。
どちらにしても、トータルリターンに大きな違いはないと思われますので、お好みで決めていただければよいと思います。
それでは失礼します。
好調相場で失敗の種をまかないために心がけること
みなさんこんにちは。
最近は、株式相場が絶好調です。
実際に投資をしていると、右肩上がりの相場状況でどのようなことを感じるのか。
これから投資を始める人は気になるところではないでしょうか。
一概には喜べない複雑な気持ちを紹介しますのでぜひ最後まで読んでみてください。
・結論
上昇相場でも自ら失敗の種をまく可能性あり!!
投資の基本の分散をしっかりと再認識しよう!!
・最近のS&P500指数の値動き
積み立て投資において大切なのは10年、15年、もしくはそれ以上の期間の長期投資を考えることです。
そのため、数日、数ヵ月、数年の基準価額の推移なんてハッキリ言ってどうでもよいのです。
しかし、今回は上昇相場で気持ちが揺れ動くシチュエーションを説明するために超短期の「数ヵ月」の話をします。
投資に慣れてきたころに必ず感じることだと思うのでしっかりと基本を確認していきましょう。
それでは最近のS&P500指数に連動する「eMAXIS Slim全米株式S&P500」の基準価額の推移を見てきましょう。
非常にシンプルなグラフです。
今年に入ってからのeMAXIS Slim全米株式S&P500の基準価額の推移を示しています。
これは私がeMAXIS Slim全米株式S&P500につみたてNISAで毎日積立を始めた年初からの基準価額ということです。
今年に入ってからの3週間程度で基準価額は約4.6%も上昇しています。
日々基準価額の最高値を更新する絶好調相場です。
このような相場でみなさんはどのような気持ちになるでしょうか。
- こんなに値上がりするの?投資ってすごい!!
- 投資をしている人はお金がどんどん増えていく!!
こんなことをイメージできるのではないでしょうか。
間違いではありません。
基準価額が上昇してがっかりする人はほとんどいません。
しかし、短期での値上がり相場では欲が出てきやすく、失敗のもとを作ってしまうシチュエーションでもあるのです。
・「投資効率を高めたい」という欲
超短期ですが、私のeMAXIS Slim全米株式S&P500の投資実績を見てみましょう。
私の年初から今日までのeMAXIS Slim全米株式S&P500のリターンは1.81%です。
リターンが低くなっているのは毎日積立をすることで、時間の分散をしているからです。
仮に投資初日に同じ19,428円を投資していたら前項で紹介したような4.6%のリターンを得ていたことになります。
右肩上がりの相場で一定金額を一定間隔で積み立てる(ドルコスト平均法といいます)と基準価額の上昇とともに購入できる口数が少なくなります。
(投資資金)÷(基準価額)=(購入口数)
の式で、投資資金は同じで、基準価額が大きくなるので購入口数が小さくなるわけです。
私の場合、初日に19,428円を投資していればより多くの口数が購入できたということです。
これが効率が悪いということです。
このように感じると、
「今、年間の投資可能額の全額を突っ込めば投資効率を最大化できて、より多くの口数を購入できる」
ということが考えられます。
この考えは理論的には間違いありません。
ただし、基準価額がずっと右肩上がりの推移を続けることが条件です。
このような絶好調の相場では、基準価額は今後も絶対上がっていくはず!!と何故か強気になってしまうものです。
繰り返しますが、本当に何故か自分が強気になるのです。
あれだけ投資が怖くて分散を意識して投資を始めたのに、このような絶好調相場だとそのような不安で手堅く投資をしようとしていた決心が揺らいでしまします。
より効率よく大きなリターンを得たいという欲です。
・リスクの分散を忘れてはいけない!!
前項のように右肩上がりの相場で集中投資をすることで、確かに資産を大きく増やせる可能性がありますが、リスクの分散を忘れてしまっては絶対にダメです。
コツコツ積み立てることで、現在の私のように大きな利益が出ていない方も多いと思います。
しかし、長期運用を前提に投資をすれば元本割れの確率を減らしながら安定的に運用できるようになります。
投資を始めたばかりではこのような感覚がわからないので、集中投資に切り替えるということは考えることもできません。
しかし、投資を始めて数ヵ月で、日々の相場観をなんとなくつかんだ頃にこのような「変」な行動に出てしまうのです。
まずはリスクの分散をしっかりと意識して投資を続けるようにしていきましょう。
・まとめ
右肩上がりの相場は嬉しい反面、欲にかられて自ら失敗の種をまいてしまうシチュエーションでもあることを解説しました。
とにかく大切なことは、どのような相場であっても、機械的に長期にわたり積立投資を続けることが、資産を安全に増やしていくポイントです。
投資で失敗をするのは暴落や景気ではなく、自ら失敗の道を選択してしまっている場合がほとんどです。
欲や不安にかられて失敗の道を選ばないように、自分の投資の基本は何であったかをしっかりと認識しましょう。
それでは失礼いたします。
アクティブファンドはポートフォリオに必要?
みなさんこんにちは。
某投資セミナーを受講したら、大きなリターンを得るためにアクティブファンドをポートフォリオに組み入れることをオススメしていました。
あるインデックスに連動する運用を目指すインデックス投資に対して、インデックスのパフォーマンスより大きいリターンを目指すのがアクティブファンドです。
私の投資の考え方を基にアクティブファンドをポートフォリオに組み込む必要があるかをお伝えしたいと思います。
- ・結論
- ・代表的なアクティブファンドのパフォーマンス
- ・リスクとリターンは表裏一体
- ・リスクを受け入れる理由
- ・お金持ちになりたいからアクティブファンドはオススメしない
- ・アクティブファンドの勝率の低さ
- ・非常に高いコスト
- ・短期運用での利用
- ・まとめ
・結論
アクティブファンドへの投資は不要!!
自分の投資の目的をハッキリさせ、低リスク運用ができる環境で投資をしよう!!
・代表的なアクティブファンドのパフォーマンス
代表的なインデックスファンドとアクティブファンドのパフォーマンスを比較してみます。
直近3年のパフォーマンスを比較しています。
比較しているのは以下の2ファンドです。
- アクティブファンド :ひふみプラス(青線)
- インデックスファンド :eMAXIS Slim全米株式S&P500
「ひふみ」には2パターンあって、ひふみの運用会社「レオス」で口座を開設することで購入できるのが「ひふみ投信」、一般の証券会社で購入できるのが「ひふみプラス」です。
ほんの少しだけパフォーマンスに違いが出ますが、全く気にならない程度なので、同じと思っていただいて問題ありません。
直近3年のトータルリターンは以下の通りです。
- ひふみプラス 40.89%
- eMAXIS Slim全米株式S&P500 29.30%
ひふみはアクティブファンドの中でも超超超優秀ファンドで、eMAXIS Slim全米株式のパフォーマンスを大きく上回っているのがわかります。
このように、ひふみプラスはアクティブファンドの運用方針のように、インデックスのパフォーマンスを上回るパフォーマンスを出しています。
これだけ見ると、ひふみを代表する優良なアクティブファンドに投資をしたら、大きなリターンが得られると考える方もいると思います。
しかし、それでも私はアクティブファンドへの投資は不要と考えます。
・リスクとリターンは表裏一体
ひふみプラスのように大きなリターンを得ることができているということは、裏を返せば、同じように大きく下落する可能性もあるということです。
つまり、
「大きなリターンを得たということは、大きなリスクを受け入れた」
ということです。
ローリスク・ハイリターンは絶対にありえません。
・リスクを受け入れる理由
ここで考えてほしいのは、自分がリスクを受け入れる理由です。
多くの人は何らかの目的をもって投資を始めると思います。
例えば、
- 老後資産形成をしたい
- 子供の教育資金を準備したい
というのが投資をする主な理由になってきます。
投資の目的をハッキリさせることで、
「何年後にいくら必要なのか」
というのがぼんやりとでも浮かび上がります。
運用可能年数を基に、積立額と想定利回りから投資商品を決めることになります。
ここで、「リスクの受け入れ」が発生します。
短い期間で、少ない投資額で大きなリターンを得る必要があるのであれば、大きなリスクを受け入れる必要があります。
一方、長い運用期間で、それなりの投資額があれば同じ額を得るために受け入れるリスクは小さくなります。
言いたいことは、
自分の投資の目的をハッキリさせて、大きなリスクを受け入れなければいけない状況を作らないのが大切
ということです。
・お金持ちになりたいからアクティブファンドはオススメしない
一方、前項で紹介した理由以外のよくある理由として
「お金持ちになりたい!!」
という理由があります。
ただお金が欲しい!!という理由ですね。
しかし、お金持ちになりたいという理由でアクティブファンドに投資をするのはあまりオススメしません。
なぜならば、投資でお金持ちになることはほぼ不可能で、投資で資産を大きく増やすためには、まとまった種銭が必要だからです。
お金持ちになりたいのであれば、小額からでも自分で起業をしたほうがよっぽど可能性があるし現実的です。
・アクティブファンドの勝率の低さ
もう1つのアクティブ運用をオススメしない理由がアクティブ運用の勝率の低さです。
勝率とは、トータルリターンがインデックス運用に勝つということです。
これまでの実績を分析すると、
長期運用でアクティブファンドの80~90%がインデックスファンドに勝てない
という結果が出ています。
先ほど紹介したひふみもこれまではインデックスファンドにトータルリターンで買っていますが、今後も勝ち続ける保証はありませんし、容易なことではありません。
インデックスに勝つということは簡単そうに思えて、実は非常に難しいことなのです。
・非常に高いコスト
アクティブファンドの場合、高いコストがネックになります。
インデックスファンドと比較すると10倍以上の違いがあります。
上記で紹介したひふみプラスの場合、最新の運用報告書では年間総コストは1.08%です。
インデックス運用は銘柄を細かく分析し、頻繁に入れ替えて運用するため、インデックスファンドに比べて経費が高くなります。
インデックスファンドのリターンを大きく上回っているときは気にならないかもしれませんが、インデックスファンドに負けているとき、更には元本割れしている時でもこのコストは支払わなければなりません。
長期投資ではほとんどの場合インデックスファンドに勝つことができない点に加えて、高い経費率をどんな結果であっても支払わなければならないことを考えると、長期運用ではアクティブファンドに投資をする必要はないと考えます。
・短期運用での利用
長期運用ではインデックスファンドに勝てないのであれば、短期運用ではどうでしょうか。
短期運用の場合は勝てる可能性が高まります。
しかし、忘れてはいけないのが
「投資をする目的は何だったのか」
ということです。
短期の運用期間で達成できる目的であればよいのですが、投資をする理由の多くは長期での運用を視野に入れる必要があります。
・まとめ
いかがでしたか?
今回は私の投資の考え方を基に、アクティブ運用が不要であることを解説しました。
私が考える大切なことは以下です。
- 早い段階で投資をする目的を設定する(ベース)
- なるべく早く投資を始める(運用期間を確保する)
- コツコツと積み立てられる環境を作る(運用額を増やす)
大きなリスクを受け入れる必要がない環境で投資をすることだと思います。
このようにすることで、より長期間・安心した心持で投資商品を保有することができます。
皆さんも、いつまでにどれくらいの資金を準備する必要があるのかを洗い出してみて、その目標に向かって早めに投資を始めていくようにしましょう。
それでは失礼します。
「楽天ペイ」でより良い買い物を!!
みなさんこんにちは。
今回は、キャッシュレス決済の「楽天ペイ」を使ってよりお得に、スムーズな買い物を紹介します。
楽天経済圏で獲得したポイントの消費先としても有効なのでぜひ利用してみてください。
- ・結論
- ・「楽天ペイ」最大のメリット
- ・期間限定ポイントとは
- ・期間限定ポイントをリアル店舗で消費できる
- ・決済の速さとその後もスマート
- ・ポイント還元がお得すぎる
- ・どもまでも無駄なくポイントを活用できる
- ・まとめ
・結論
「楽天ペイ」の大きなメリットは
使わないと損レベルの支払方法です!!
・「楽天ペイ」最大のメリット
楽天ペイを利用する最大の目的は、楽天ポイントを身近な実店舗の買い物で利用できるようにする点です。
楽天市場や楽天サービスでポイントを利用できるだけでもメリットは大きいですが、身近な実店舗の買い物にも楽天ポイントを利用できるようになることで、楽天ポイントがより使いやすいポイントになります。
そして、何より嬉しいのは期間限定ポイントが買い物に利用できることです。
しかもそれが、アプリを利用するだけで可能になるので使わない理由はないです。
・期間限定ポイントとは
楽天期間限定ポイントとは、SPUで還元率を上げている分や、特定のキャンペーンで獲得できる期間限定ポイントです。
通常ポイントは1年以内に1度でもポイントの獲得があれば獲得した時点から1年間が有効になります。
そのため、通常ポイントはほぼ無期限です。
一方、キャンペーン等で獲得できる期間限定ポイントは、有効期限が明確に決められているので、期限が来るとポイントが消滅してしまいます。
せっかく獲得したポイントが消滅しては、何のために楽天サービスを利用しているかわからなくなってしまいますよね。
楽天関連のサービスでは期間限定ポイントが利用できるため、消費先として有効です。
例えば
は生活固定費になるので、毎月安定的に期間限定ポイントの消費先になるので非常に有効に活用できます。
これらのサービスを利用していないが、期間限定ポイントを獲得できる状況にある方も多いと思います。
そこで楽天ペイが大きな役割を果たします。
・期間限定ポイントをリアル店舗で消費できる
楽天市場での買い物で期間限定ポイントを利用するのはもちろん可能ですが、楽天ペイを利用することで、身近なリアル店舗の買い物でも期間限定ポイントを利用して買い物ができます。
そしてそれが、コンビニで使えてしまうので非常に使い勝手が良いです。
利用できるコンビニは
等々ほぼすべてのコンビニで対応しています。
支払方法は簡単です。
支払い前に
「楽天ペイで」
と伝えて、画面のバーコードかQRコードをスキャンしてもらうだけです。
ポイントで支払う場合は、決済前に
「すべてのポイント/キャッシュを使う」
にチェックを入れるだけです。
ポイント数を指定して決済することもできますし、仮にポイントが足りなくてもポイントで支払った残りをそのまま楽天ペイでクレジットカードで支払うこともできます。
完全にポイントを使い切ることが可能です。
・決済の速さとその後もスマート
さらに驚くのが支払いの速さです。
クレジットカードだとカードを渡したり、端末にさして数秒待つ必要がありますが、楽天ペイの場合はバーコードかQRコードを読み取った瞬間に決済が完了します。
数秒の違いなので大きな差ではありませんが、決済完了までのあまりの速さに若干戸惑います笑。
そして、そのまま画面上で支払金額と獲得できる楽天ポイントが確認できます。
支払い作業のスムーズさに本当にビックリしますよ。
支払い履歴もアプリ内で確認できるのでとてもスマートです。
クレジットカードで小銭のやり取りがなくなって快適になったなと感じていましたが、楽天ペイの支払いの快適さはさらにその上をいくものです。
・ポイント還元がお得すぎる
楽天ペイの支払い元クレジットカードに楽天カードを使用すると決済額の1%が楽天ポイントで還元されます。
さらに、楽天ポイントカードに対応している店舗であれば、決済前にアプリ内にある楽天ポイントカードを提示すると+1%で合計2%の還元を受けることができます。
さらにさらに、ポイントで決済した場合でも同じようにポイントの還元が受けられるので驚きです。
事前に楽天カードから楽天キャッシュをチャージしておくと最大2.5%まで還元率を高めることができますが、ここまでやる必要はないかなと思います。
本当によく使うお店が楽天キャッシュに対応しているのであれば楽天キャッシュをチャージしておく程度で良いと思います。
簡単にできることでポイントの取りこぼしがなければ十分です。
・どもまでも無駄なくポイントを活用できる
ポイント制度でよくあるのが、獲得はできたけれど使い道がなくて、ポイントの期限が来て消滅してしまうパターンではないでしょうか。
楽天であれば期間限定ポイントであっても、使い道が多いので焦って消費する必要がなく、それも完全な生活必需品に使用することができます。
これらを知っていて利用するだけで生活コストを格段に下げることができます。
・まとめ
楽天カードは楽天経済圏の入場券、楽天ペイは楽天経済圏と現実生活の結びつきをより深いものにするツールです。
間違いなく生活コストを圧縮し、かつ買い物をよりスムーズにできるツールなので活用してみましょう。
楽天カードについては下記の記事で解説していますので、併せて読んでみてください。
それでは失礼します。
発表!!Fund of the year 2020
みなさんこんにちは。
去る1月15日にFund of the year 2020が発表されました。
このアワードは個人の投信ブロガーの投票により、投資家による投資家のための投資信託やETFを選出するものです。
証券会社への忖度抜きで選抜されているので、投資商品を選ぶうえで非常に参考になるので記事で紹介しようと思います。
- ・Fund of the yearの重要性
- ・ファンド選びのリターンへの影響
- ・上位銘柄の概要を紹介
- ・全世界株式について
- ・先進国株式インデックスファンドについて
- ・米国ETFへの投資について
- ・ひふみ投信について
- ・eMAXIS Slimシリーズが多数TOP10入り
- ・まとめ
・結果
栄えあるFund of the year から10位までを一気に公開!!
好みに応じてこのTOP10の中から選べば間違いなし!!
・Fund of the yearの重要性
私はFund of the yearの意義はとても大きいと思っています。
証券会社に本当に忖度抜きでセレクトされているし、本当に投資家思いのランキングだと思います。
投資家思いのファンドというのは、投資家へのリターンを最大化できる可能性があるファンドという意味です。
私はこのFund of the yearをで選出されるファンドを
- 長期でしっかりとリターンを出してくれるファンド
- リターンを最大化するために低コストであること
- 運用資産残高が比較的大きいこと
という要素で選出してると考えています。
この3つの要素が満足できているファンドはすなわち、優良ファンドと考えて良いと思います。
簡単に見えて、実はこの3つが満足できているファンドは非常に少ないのが現実です。
・ファンド選びのリターンへの影響
正直、優良ファンドに長期投資をすればリターンの大小は大したインパクトではないと私は考えています。
厳密には、多少の大小はありますが、重要なのは以前の記事でお伝えしたように、失敗しないためにやってはいけないことを守り続けることだと思います。
しかし、これは、優良ファンドに投資した場合のみの話です。
コスト高の詐欺ファンドに投資した場合は、確実に資産を減らす結果になるか、リターンが出ないことになります。
そういった意味で、このFund of the yearは優良ファンドを選出してくれているので、あとは好みに応じて投資商品を決めればよいと思います。
・上位銘柄の概要を紹介
全ての銘柄の紹介をすると長くなってしまうので、トピックスを絞って上位銘柄の紹介をしたいと思います。
・全世界株式について
全世界株式は過去の記事でも紹介しましたが、大型・中型株に投資をするeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)、それの日本除き、小型株を含むSBI全世界株式インデックスファンドがあります。
小型株を含む含まないで、短期的なパフォーマンスには若干の違いがあり、好みがわかれるところですが、長期で考えると、大きなインパクトはないということです。
銘柄の分散をどこまで考慮するかの問題だけと思います。
迷ったら
「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)」
で良いと思います。
・先進国株式インデックスファンドについて
ニッセイ・外国株式インデックスファンドとeMAXIS Slim先進国株式インデックスファンドが選択の候補になると思います。
この2つのファンドは過去に、eMAXIS SlimがFund of the yearをとり、ニッセイが第2位という結果になったこともあります。(Fund of the year2018)
実はこの2つのファンドは、採用インデックス、信託報酬ともに全く同じです。
運用効率のせいか、超短期リターンが若干異なるといった程度です。
5年リターンもほぼ同じです。
正直、どちらでも良く、あみだくじで決めて良いレベルです。
個人的にはeMAXIS Slimシリーズの低コストを追求する運営方針が好きなのでeMAXIS Slimを推します。
・米国ETFへの投資について
大人気米国ETFのVTがTOP10入りしています。これは先ほど説明した全世界株式の中でも小型株を含むものです。
米国ETFは本当に優良な投資先の1つです。
資産運用の規模と実績が日本の資産運用会社とは比べ物になりません。
個人的には米国のETFへの投資は好きな投資手法の一つで、実際に投資もしています。
しかし、海外ETFは分配金の再投資を行わず、分配金として受け取った資金を、個人で再投資をする必要があることから、長期の資産形成においては分配金を出さない投資信託のほうが効率的と言われています。
円をドルに換える手数料等も考慮する必要があり、初心者があえていきなりETFにチャレンジする必要はないと考えます。
まずは日本の優良投資信託に積立投資を始めてみて、投資の流れや、値振れの肌感覚、若干の知識を得たうえでチャレンジすればよいと思います。
・ひふみ投信について
ひふみ投信は市場平均以上のリターンを目指す「アクティブファンド」です。
アクティブ運用は長期投資ではインデックス運用に、ほとんどの確率で勝てないことが過去の実績から明らかになっています。
しかし、このひふみ投信は主に国内銘柄に投資をし、長期にわたり、市場平均を上回るリターンを出し続けています。
アクティブファンドのほとんどは詐欺ファンドだと思っていますが、このひふみ投信は本当に数少ないアクティブファンドの優良ファンドだと思います。
ただ、個人的には長期での資産形成であえて手数料の高いアクティブファンドに投資する理由はないかなと考えています。
優良ファンドには間違いないのでしょうか、私の投資のポートフォリオには入らないです。
・eMAXIS Slimシリーズが多数TOP10入り
TOP10のうち5銘柄がeMAXIS Slimシリーズからの選出となりました。
eMAXIS Slimシリーズは業界最低コストを追求することをファンドの運営方針に掲げています。
良いファンドの条件として、「低コストであること」がいかに重要かを改めて確認できる結果ではないでしょうか。
加えて、莫大な数の投資信託があるにも関わらず、1つのシリーズに偏っていしまうということは、ほとんどのファンドが「ゴミファンド」ということです。
投資では、奇策を考えずに、王道をそのまま進むのが成功する秘訣です。
面白くないかもしれませんが、あの手この手を考えることは、投資の失敗に一歩一歩近づいていくと思って間違いありません。
投資の王道手法とは
- 長期間で基準価額が右肩上がりで
- 低コスト(総コストで0.2%以下)なファンドに
- 一定金額を
- 一定間隔で機械的に
- コツコツ積み立て
- 長期間(10年以上)運用すること
です。
これが、リターンを最大化するためのポイントです。
・まとめ
いかがでしたか?
今回はFund of the yearのTOP10を私なりの解釈を交えて紹介してみました。
投資対象の好みはあると思うので、このTOP10の中から自分の好みのファンドに、コツコツと積み立てを続けていくことで、安定的に資産形成ができると思います。
そして、日本の投資商品もアメリカのように優良ファンドが増えて激戦になり、投資家の選択肢が広がると良いですよね。
今年はこれら優良ファンドのパフォーマンスにも注目です。
それでは失礼いたします。