「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

SBI全世界株式インデックスファンドの解説とオススメ全世界株式インデックスファンド

みなさんこんにちは。

今回はSBI全世界株式インデックスファンドの中身を徹底解説して、オススメの全世界株式インデックスファンドを改めてお伝えしていきたいと思います。

全世界株式インデックスファンドに投資を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

・結論

SBI全世界株式インデックスファンドは小型株を含むのがポイント

全世界株式は分散の程度で選択しよう

ただし、現在のところは

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)がオススメ!!

 

・SBI全世界株式インデックスファンドの概要

以前の記事でもSBI全世界株式インデックスファンドは紹介してきましたが、改めて概要を確認したいと思います。

  • 「FTSE・グローバル・オールキャップ・インデックス」への連動を目指す
  • 投資先は49か国、約8,000銘柄に時価総額加重平均で投資
  • 投資対象銘柄は大・中・小型銘柄
  • 2020年実質コストは0.12%
  • 直近の3年トータルリターンは6.71%

 このファンド1つに投資をするだけで、世界中49か国の大中小型銘柄の約8,000銘柄に分散投資ができます。

世界中の投資可能株式の約98%をカバーしています。

投資を始めるうえで最も大切なのが「リスクの分散」です。

この投資信託1つに投資をしていれば「株式投資」だけでは最も広い分散ができます。

 

・小型株の考え方

このファンドの特徴は小型株を含んだ投資ができるという点です。

大人気のeMAXIS Slim全世界株式では小型株は投資対象となっていません。

小型株を含まなくても大・中型の投資対象であっても分散は十分だと思います。

小型株を含むことのパフォーマンスも一長一短です。

今が正にそうですが、中・小型株が好調です。

しかし、小型株のパフォーマンスが上がることがあれば、当然、下がることもあります。

なのでパフォーマンスも最終的にはほとんど同じになるのではないかと考えています。

ただ、初心者が投資を始めるにあたり、広く分散をさせることは、安心して投資を続けるための「お守り」のようなものだと考えます。

投資が不安であれば、まずはより幅広く分散させているSBI全世界株式インデックスファンドに投資をしてみて、慣れてきたら分散の小さいファンドに変更してみるというのも手です。

そして、これまで積み立てた分は売却せずに、そのまま運用を続けることをオススメします。

 

・構成銘柄の確認

それでは、SBI全世界株式インデックスファンドの構成を確認していきましょう。

SBI全世界株式インデックスファンドは最終的に、3つのマザーファンドに投資をすることで、全世界の約8,000銘柄に分散投資をしています。

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引用元:SBI全世界株式インデックスファンド交付運用報告書 よりhttp://www.sbiam.co.jp/fund/pdf/80d441b0874df649a4693f90af85cb4d779a61cd.pdf

「SCHWAB US BROAD MARKET ETF」というのは大・小型の米国株式2,500銘柄に投資をする米国ETFです。

SBI全世界株式インデックスファンドの53.9%がアメリカの大・小型銘柄となります。

続いて構成比率が大きいのが「SPDR PORTFOLIO DEVELOPED WORLD EX-US ETF 」です。

これは、アメリカを除く先進国株式の大・中・小型株に投資をするETFです。

構成比率は全体の35.2%です。

最後になるのが「SPDR PORTFOLIO S&P EMERGING MARKETS ETF」です。

これは、新興国の大・中・小型株に投資をするETFです。

構成比率は9.8%です。

これら、3つのETFに投資をすることで、全世界の株式約8,000銘柄に投資をする仕組みです。

これだけ幅広く分散できて年間総経費率は0.12%です。

※過去に「運用報告書で見る最良の全世界株式インデックスファンド」という記事で「総コストを0.19%」と誤った記事を書いてしまいました。記事を修正させていただきますとともに、誤った情報を流してしまい申し訳ありませんでした。

 

・小型株のパフォーマンスの影響について

 前項で少し触れた小型株を含むパフォーマンスについてですが、以下のグラフで比較してみたいと思います。

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 データが確認できる2019年3月頃からのトータルリターンの比較です。

  • 青線がSBI全世界株式インデックスファンド
  • 紫線がeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

この期間ではeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のパフォーマンス良いですが、現在のように小型株のパフォーマンスが良いと逆転することも十分に考えられます。

2年の期間でトータルリターンの違いが1.4%程度なのでほとんど気にならない程度と思います。

この差を年利に換算すると0.18%程度なので、ほとんど差がないと思ってもらってよいレベルと思います。

この先は小型株が上昇を続け、逆転する可能性も十分にあります。

ここで改めてお伝えしたいのは、これまでのデータから小型株を含むか含まないかの、トータルリターンへの影響はほとんどないということです。

 

 

・どのように選んだらよいか

正直、どちらでも大差はないと考えます。

しかし、現時点で全世界株式インデックスファンドを選ぶなら

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)

をオススメします。

理由は以下です。

  • 純資産総額が圧倒的に大きい
  • ファンドの運用方針が低コストを目指している

純資産総額が大きいと、運用効率が高まり、低コスト化につながります。

加えて、eMAXIS Slimシリーズはファンドの方針として低コスト化を掲げていることが大きいです。

つまり、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)は更なる低コスト化を実現できる可能性がより高いということです。

 

・まとめ

改めて、SBI全世界株式インデックスファンドの総コストについて過去に誤った情報で記事を書いてしまったことをお詫びいたします。

申し訳ありませんでした。

eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)のほうが総コストは高い結果でしたが、変わらず低コスト化の可能性が高いと思われることから、私はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を引き続きオススメしたいと思います。

しかし、小型株を含めた投資がしたいという方にはこちらのSBI全世界株式インデックスファンドをオススメします。

どちらにしても、トータルリターンに大きな違いはないと思われますので、お好みで決めていただければよいと思います。

それでは失礼します。

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