「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

米国ETFの為替相場の影響について

みなさんこんにちは。

今回は米国株や米国ETFに投資をする際の為替リスクの大きさについて解説したいと思います。

為替リスクは、外貨建資産への投資をする場合、避けては通れないリスクです。

どのような感じになるのだけでも知っているだけで、心の準備ができると思います。

 

 

・結論

為替リスクは意外と大きい!!

しかし、優良資産へは積立と保有を続けよう!!

 

・外貨建資産の状況

私は外貨建資産として米国ETFのVYMを保有しています。

VYMとは

「バンガード・ハイディビデンド・イールド・ETF

と言い、日本名を

「バンガード・米国高配当株式ETF

となります。

VYM1つだけで、米国株式の配当利回りが高い400銘柄以上に分散投資ができます。

私はこのVYMに先日約95万円程度を投資し、94株を購入しました。

日本円をドルに換える手法は、住信SBIネット銀行を利用し、為替手数料を1ドル当たり4銭で行いました。

日本円とドルのやり取りであれば、住信SBIネット銀行が最安と思います。

他の銀行では1ドル当たり25銭の手数料がかかるので、手数料を約1/6に落とせます。

私の場合、約1万ドルを一括で購入したので、手数料は400円程度で済みましたが、他の銀行では2,500円程度かかる計算なり、その差は結構大きいですよね。

 

・VYMへ投資の現状

以下にVYMの投資状況を示します。

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取得単価が94.13ドル、現在の基準価額が94.06ドルなので6.58ドルの含み損になっています。

6ドルであれば大した含み損ではないのですが、日本円に換算するとこの含み損が約14,000円にまで膨らみます。

これが為替の大きさです。

外貨資産は一般的に、円高であれば少ない日本円で多く外貨が購入できるので、購入時は円高が有利です。

一方外貨資産を売却し、日本円で利益確定をさせる際は、円安のほうが少ないドルで多く日本円を購入できるので、円安が有利です。

私の状況は、購入した時より、VYMの株価は下がり、かつ円高も進行している状態です。

ただ、売却して利益確定させる予定は全くないので、この含み損はあまり気にしていません。

でも、為替の影響って大きいですよね。

 

・日本円-米ドルの相場のトレンド

 結構影響の大きい為替相場ですが、日本円とドルの関係を見てみましょう。

直近10年の為替は以下の通りです。

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驚異の円高時代が含まれているので、現在は円安です。

現在は円安のピークを抜けて緩やかに円高傾向が進んでいます。

それではもっと長い期間ではどうでしょうか。

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約20年のチャートです。

円高と円安に周期性がありますが、全体的に見て緩やかに円高傾向というのがわかると思います。

短期では1ドル90円から120円のレンジで大きく動きます。

そして長期では緩やかな円高傾向です。

そして今後の予測は全く分かりません!!(笑)

 

円高傾向で外貨資産を購入しても良いのか

先ほど、

  • 購入時は円高
  • 日本円での利益確定時は円安

が有利とお伝えしました。

しかし現状は緩やかな円高傾向です。

つまり、為替に関しては理想と反対の傾向にあるということです。

このような状況下で、外貨資産を購入してよいのでしょうか。

私の意見は、投資をして全然良いと思います。

むしろ為替の波を気にして時間と機会をロスするほうがよっぽど損をしていると思います。

高配当ETFの場合、保有し続けることを前提に投資をしていくのが良いと思いますが、仮に売ることになっても、為替の相場は短期で上がり下がりを繰り返しているので、売るタイミングはそれなりにあると思います。

もっと言えば、売るときは為替相場は気にせず、売ってしまうというのもアリだと思います。

私は高配当ETFを今後も購入し続けていく予定ですが、株価自体は値下がりしなければ良いという程度のスタンスで購入しています。

それよりも、投資を増やしていくことで、分配金を目当てにETFには投資をしていくつもりです。

VYMは株価自体も値上がりしているし、毎年増配も繰り返しているのですが、そこまで細かく気にせず、まずは上記のようなスタンスで、投資額を増やしていくことを目標にしています。

配当金や株式の売買時には必ず為替の影響を受けるのですが、私の場合はそこまで気にせず、キャッシュの状態を見て投資できる余力があるのであれば投資に回していくというスタンスです。

 

ETFを購入する際のポイント

私の場合、米国ETFを特定口座で購入してるので、購入時手数料がかかってしまいます。

購入手数料は購入金額の0.25%で最大20ドルかかってしまいます。

しかしこの手数料もあまり気にしていません。

まとめて買えるタイミングがあれば20ドルの手数料で購入でき、若干お得ですが、積立投資スタイルでコツコツ購入することも今後あると思います。

要は、米国ETFの場合、相場や手数料を気にせず、自分の投資のタイミングや積立スタイルで購入を続けて保有し続けていけばと思います。

何にせよ、年間経費率が格安なので、日本の投資信託と比べると年間経費率の差で購入時手数料等々元が取れると思います。

ETFに投資をすることはそれだけ有効な資産形成ができると考えています。

 

・私の今後の米国ETF方針

現金を貯めて、ある程度貯まったら積極的にVYMを購入していこうと思います。

ETFは他にも魅力的なものがあるのですが、まずは1,000万円を目標に年間配当金30万円を目指そうと思っています。

VYMをベースに、他のETFを物色しつつ、チャンスがあれば他のETFも購入してみようと考えています。

今後もこのVYMの状況や分配金の状況をレビューしていけたらと考えています。

 

・まとめ

いかがでしたか?

今回はETF購入における為替のインパクトとそれでもETFの購入には大きな価値があることをお伝えしました。

まだ投資を始めていない方は、まずつみたてNISAで投資に慣れつつ資産形成を始めて、投資が自分に合っていると思えば私のように分配金を目当てに高配当ETFにチャレンジしてみるのも良いと思います。

大切なことは売らないこと。

優良な資産を保有し続けることだと思います。

それでは失礼します。

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