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投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

2022年用ジュニアNISA投資銘柄選定

みなさんこんにちは。

今回は、早くも2022年用のジュニアNISA投資銘柄を選定しましたので記事にまとめました。

ジュニアNISAは2023年末で新規積み立ては終了してしまいますが、最長で子供が20歳になるまで非課税で運用できるといったお得な制度です。

満額投資はできなくても、少しでも投資をして長期の運用をしておくことを推奨しています。

ぜひ参考にしてみてください。

・結論

  • 投資対象サイズの異なるETFが最良と判断しました
  • VXF、VTWO、IJR、VBなどが対象になりそうです

 

・今年のジュニアNISAの投資状況

我が家には3人の子供がいて、3人ともジュニアNISA口座を保有しています。

今年は3人ともeMAXIS Slim全米株式(S&P500)にそれぞれ80万円、合計240万円の投資を完了しています。

来年も合計240万円の投資を考えていて、今のうちに投資銘柄を決めておこうと思い検討しました。

年末や来年初に考えても良いのですが、備えあれば憂いなしということで、準備はしておこうというところです。

 

eMAXIS Slim全米株式(S&P500)を再確認

それではジュニアNISAで投資をしたeMAXIS Slim全米株式(S&P500)がどのような投資信託であるかを再確認してみます。

  • ベンチマークのS&P500指数は米国の大型株500社に投資
  • S&P500指数で米国株式時価総額の約80%をカバーしている
  • S&P500指数の10年間での年次リターンは13.43%
  • 銘柄入れ替えがあるが現在は情報技術セクター銘柄が目立つ
  • 投資信託の年間総コストは0.15%程度

アメリカの超大型銘柄の500社に投資をしているので非常に安定感があると思います。

このままこの投資信託に投資を続けるのももちろんありですが、相性の良い銘柄を検討してみようと思います。

 

・最良の答えは投資銘柄サイズの分散

いろいろ検討してみましたが、最も相性が良いのは投資銘柄のサイスで分散するのが良いと思いました。

S&P500指数はアメリカの超大型の500銘柄に投資をするのですが、それ以外の中型・小型銘柄への投資をすることができません。

米国の中型・小型銘柄を対象とするインデックスには以下のようなものがあります。

  • Russel 2000(中型・小型銘柄)
    米国の時価総額1000位~3000位の銘柄が対象(米国時価総額の10%)
    ETFはVTWO
  • S&P600(小型銘柄)
    米国の時価総額901~1500位の銘柄が対象(米国時価総額の約3%)
    ETFはIJR
  • CRSP 米国スモールチャップ指数(小型~超小型)
    米国の時価総額の下位2~15%の約1500銘柄が対象
    ETFVB

これらの指数をベンチマークとするETFはS&P500指数に連動する投資信託ETFとの銘柄の重複もなく、投資銘柄のサイズも分散できます。

運用もしやすいし、中型、小型銘柄の成長も取り込めるのでわかりやすいポートフォリオが作れると思います。

中型・小型株式のパフォーマンスをS&P500指数と比較してみましょう。

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過去10年ほどのチャートになります。

  • 黒線がVOO(米国の大型銘柄)
  • 青線がVTWO(米国の中小銘柄)
  • 紫線がVB(米国の小から超小型銘柄)
  • ピンク線がIJR(米国の小型銘)

切り取る期間にもよりますが、S&P500指数に連動するVOOに負けていないどころか、VOOよりも良いパフォーマンスをしている期間も多く見て取れます。

そのため、S&P500指数に連動するETF投資信託の補助としてだけではなく、メインの投資先としても十分、対象となる実力だと思います。

そのため、投資対象のサイズの分散が補完性も高く最適ではないかと考えました。

 

・(ボツ案1)バリュー銘柄比率を上げる

S&P500指数を構成する銘柄はアップルやアマゾンを中心とするグロース銘柄が中心になりやすいです。

それは、S&P500指数の構成比率が時価総額加重平均で決められているため、成長が著しいグロース銘柄が中心になりやすいです。

それに対応して、別でバリュー銘柄を保有する案を考えました。

ですが、以下の理由でボツとしました。

  • 一時的にバリュー銘柄のパフォーマンスがグロース銘柄を上回ることは大いにあるが、長期運用で考えた場合、グロース銘柄のほうがほぼ間違いなくトータルリターンは大きくなると思う
  • S&P500指数内でもバリュー銘柄はもちろん組み込まれており、銘柄入れ替えで対応できる

将来のトータルリターンを最大化したいのにバリュー銘柄の比率を必要以上に大きくすることは、むしろトータルリターンを下げてしてしまうのではないかと考えました。

 

・(ボツ案2)同じ銘柄に投資を続ける

なしではないのですが、私のつみたてNISAでも同銘柄に投資をしていて、eMAXIS Slim全米株式(S&P500)の比率が高いです。

投資信託なので、これだけでも分散はかなり効いているのですが、下手な分散をするとかえってリスクを高めたり、トータルリターンを下げてしまう結果につながります。

自分に合った良い分散手法が見つかれば、分散するし、見つからなければこの案になるかと思っていましたが、サイズの分散が自分には非常にしっくりきたので、この案は消去法でボツになりました。

 

・分散の検討に当たり注意したこと

ここでは分散の検討をするに当たり、注意したことを解説していきます。

  • 本当に分散になっているかを注意する
    ありがちなパターンがこれです。
    分散のために他の投資信託ETFを組み入れるのに、結果として1つのセクターや銘柄への投資比率を高めているパターンです。
    投資信託や、ETFを購入する際に、構成銘柄や投資セクターの構成をよく確認しながら検討しました。
  • 足を引っ張り合うような銘柄は入れない
    わかりやすく言えば、逆相関の関係にあるものを入れないということです。
    足を引っ張り合って、トータルリターンを下げるのは絶対に避けたいと思いました。
    当たり前のことですが、知らぬ間にこのような結果になってしまっていることが多いようです。

・まとめ

いかがでしたか?

少し早いような気もしますが、来年のジュニアNISAの投資銘柄が数個に絞れたので慌てる必要がなくなりました。

ベースとなっている投資を更に良くしていくために米国のETFを物色するのは楽しいです。

早めに準備をして、機会損失とならないように注意していきましょう。

ジュニアNISA口座をまだ開設していない方は早めの開設をおすすめいたします。

それでは失礼します。

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