「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

おすすめ米国ETFのVTWOを紹介

みなさんこんにちは。

今回はS&P500指数を超える実力を示しているRussell 2000指数に連動する投資ができるVTWOを紹介します。

私はまだこのETFに投資ができていませんが、来年のジュニアNISAで投資をしようと考えています。

このETF単体でもメインの投資先として十分ですし、S&P500指数に連動するファンドと合わせ持ちをすることでも、銘柄のサイズ分散がしっかりとできるので非常に有効です。

資産運用の一助になれば幸甚です。

・結論

  • Russell 2000指数(米国の中・小型株)はS&P500指数と同じかそれ以上のパフォーマンスで推移しています。
  • 安定した高パフォーマンスで、メインの投資先としても、S&P500指数連動のファンドと併せ持つことで分散も効果的にできます。
  • 未来のGAFAM、テスラとなりうる企業がひしめき合っている、将来性の高い企業に2000銘柄に分散投資ができます。

 

・VTWOとは

それではVTWOについて解説していきます。

VTWOは米国資産運用会社のVanguard社(バンガード社)が運用する米国ETFです。

正式名称は

Vanguard Russell 2000 ETF

といい、日本語名もそのまま

バンガード・ラッセル 2000 ETF

と呼ばれます。

ベンチマークもそのまま、Russell 2000という指数に連動する成果を目指します。

 

・Russell 2000指数について

意外と知られていないのですが、S&P500指数と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスを示しているのがこのRussell 2000指数です。

有名なRussell指数に関しては以下のようなものがあります。

  • Russell 1000
    米国時価総額上位1~1000位の銘柄の時価総額加重平均で構成。
    S&P500指数との重複が多い、米国の上場企業の時価総額の92%をカバー。
  • Russell 2000
    米国時価総額上位1001位~3000位の銘柄の時価総額加重平均で構成。
    S&P500指数との重複がない、米国の上場企業の時価総額の10%をカバー。
  • Russell 3000
    米国時価総額上位1~3000位の銘柄の時価総額加重平均で構成。
    おおよそRussell 1000+Russell 2000。

Russell 1000は上記の通り、米国の上位1000銘柄を対象としているため、銘柄のサイズは大型から中型になります。

Russell 1000以下の2000銘柄を投資対象としているのが、VTWOがベンチマークとしているRussell 2000指数です。

銘柄のサイズとしては小型銘柄となります。

この、小型銘柄の市場の成長がすさまじく、S&P500指数を凌ぐともいわれています。

 

・VTWOのパフォーマンス

VTWOのパフォーマンスをVOOと比較して確認していきましょう。

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  • 青線がVTWO(Russell 2000指数に連動)
  • 赤線がVOO(S&P500指数に連動)

設定来の2010年頃からの比較になります。

切り取る期間によりますが、2019年まではVOOと同等もしくは、それ以上のパフォーマンスとなっているのではないでしょうか。

2019年からはGAFAMの最盛期となり、VTWOのパフォーマンスはVOOに差をつけられましたが、昨年後半から急激な上昇を続け、ここ数ヶ月に至ってはパフォーマンスは逆転しています。

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 2021年初来では完全にVOOを上回ったパフォーマンスを続けています。

これらは相対的なパフォーマンスなので、どちらかが大きく成長すれば他方は負けているということになってしまいますが、双方とも非常に素晴らしいパフォーマンスを示していて、大型株の成長期間と小型株の成長期間は循環するようになっているということです。

これだけ長期で右肩上がりの成長を続け。成長の勢いもあるので、メインの投資先としても十分役割を果たしてくれると思います。

加えて、VOOと併せ持つことで、お互いの邪魔をすることなく、補完しあえると思います。

 

・VTWOの投資セクターと構成銘柄について

重要な投資セクターと構成銘柄を確認していきましょう。

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VOOと比較すると相性の良さが非常によくわかります。

VTWOでは、ヘルスケアを筆頭に、資本財・サービス、情報技術となっており、S&P500指数に連動する銘柄と併せ持つことで、セクターの分散が非常に効率的に行うことができます。

上位の構成銘柄は当然重複することはありませんが、念のため確認していきましょう。

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VTWOの上位10社は中小企業なので聞いたことがない企業ばかりかもしれませんが、どれも成長著しい企業ばかりです。

また、上位10銘柄が全体に占める割合もVTWOは4.5%と銘柄分散が非常に効いていることがわかります。

2000程度の銘柄に分散して、S&P500指数と同等、もしくはそれ以上のパフォーマンスが出せるなんて単純にすごいですよね。

分散させるとパフォーマンスは落ちていくと考えていたので、この結論は意外であったし、それだけ小型株市場の成長が著しいことの証明なのかもしれません。

 

・コストについて

年間経費率は驚異の

0.1%

です。

2000銘柄への分散投資と銘柄入れ替えを年間経費0.1%で行ってもらえるなんて信じられないレベルです。

つくづく、日本の資産運用会社も見習ってほしいと思います。

なので、経費は破格レベルの超低コストファンドといってよいと思います。

 

・まとめ

いかがでしたか?

VTWOはパフォーマンスも良く、かつ低コストETFで、さらにS&P500指数連動のファンドとの相性も非常に良いため、優良の投資対象となると思います。

私はジュニアNISAで、S&P500指数のファンドを投資信託保有しているため、来年のジュニアNISA投資枠で小型株ETFを購入しようと思います。

ジュニアNISA口座は3人分あるので、それぞれで小型株ETFを変えてみても面白いと思っています。

あまり知られていませんがVTWOは間違いなく超優良資産といえると思いますので、投資銘柄選定の参考になれば幸甚です。

それでは失礼いたします。

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