VYMの近況を報告!!(2021年2月13日)
みなさんこんにちは。
今回はしばらく報告していなかった、私が保有しているVYMの近況を報告したいと思います。
アメリカ高配当ETFに投資をしてみたいけどどんな感じなのか知りたい!!
という方やどのような考え方でアメリカ高配当ETF投資をするのが適しているのかをまとめています。
アメリカ高配当ETFに興味のある方はぜひ読んでみてください。
- ・結論
- ・VYMの最近の値動き
- ・VYMを1ヶ月保有してみた感想
- ・高配当ETFが適している考え方①「投資で今の収入を増やしたい」
- ・高配当ETFが適している考え方②「老後に投資資産を切り崩すことなく収入を得たい」
- ・プラスαのメリット
- ・まとめ
・結論
- VYMの株価は上昇傾向
- 株価の値上がり益と分配金の両方が狙える
株価含み益は152USD、日本円換算では12,092円の含み益
・VYMの最近の値動き
直近1年のVYMの株価の推移は以下のとおりです。
1月下旬から徐々に株価が下がり、2月に入り株価が上昇に転じた形でした。
私は1月中旬に購入単価94.13USDで94株を購入したので、含み損が出ていたのが、ホントに最近になって含み益に転じた形です。
・VYMを1ヶ月保有してみた感想
最初に思うことは、やっぱり成長著しいS&Pと比べると株価の上昇は鈍いということです。
以下のチャートで確認してみたいと思います。
VOOとeMAXIS Slim全米株式(S&P500)はベンチマークが同じなので基本的には同じ値動きをするのですが、一致していないのは為替の影響です。
これら3つを比較してみると、S&P500など成長著しいインデックスをベンチマークにする銘柄と比較して、明らかに株価の成長は鈍いということです。
S&P500は時価総額の加重平均で構成比率を決めているので、大企業であり、かつ成長著しい企業の比率を大きく構成する特性があります。
そのため、ファンドの基準価額、株価というのはものすごい勢いで成長をしていきます。
ただし、成長が著しい企業は、利益を自社に再投資して成長を加速させますので、分配金は少ない傾向になります。
一方、VYMなどの高配当ETFは成長が鈍化し、企業が利益を自社に再投資することが少なくなってきた企業を集めています。
企業としての成長は鈍いけど、利益は出ているので株主に還元しているのです。
分配金を再投資しても、株価自体の成長が大きくないためS&P500等の成長著しいインデックスをベンチマークにしているファンドには到底勝つことができません。
これらの状況を踏まえて、高配当ETFに投資をするのに適している投資スタイルを紹介したいと思います。
・高配当ETFが適している考え方①
「投資で今の収入を増やしたい」
投資をすることで、今現在の収入を増やしたい場合は、間違いなく高配当ETFが最適です。
日本の投資信託では基本的に分配金は再投資して基準価額の上昇を狙いますし、VOOなどのアメリカETFでは成長著しいインデックスをベンチマークにしていても分配金が出ますが、非常に少ないです。
VOOで分配利回りで1.47%、VYMで3.05%なので、分配金としては当然ながらVYMのほうが多く貰えます。
現在の収入を投資によって少しでも増やしたいという場合には高配当ETFは最適解の1つです。
・高配当ETFが適している考え方②
「老後に投資資産を切り崩すことなく収入を得たい」
2つ目の適している考え方は、老後への備えです。
投資信託などで老後資金を準備している場合、将来はその資産を売却することでお金を得ます。
売却の仕方次第では資産を減らすことなく運用することが可能なのですが、資産を売却しているのは事実ですが、暴落があった場合など相場の影響を大きく受けてしまいます。
このように資産を売却するのがどうも不安でやりたくないという方にも高配当ETFは適していると思います。
高配当ETFの購入を続けていけばしておけば、老後には資産を売却することがなく分配金という形で収入を得ることができます。
加えて、分配金というのは株式相場に比べて安定しているというメリットもあります。
実際、今回のコロナショックであってもVYMの分配率は上昇し、VYMとしての増配を続けています。
アメリカの経営者は株主への利益を第一に考え、株主に還元することが自分の使命であり評価だと考えています。
アメリカとはそのような国なのです。
それ故、いかなる市場状況であっても減配(分配金を減らすこと)・停配(分配金を出さないこと)はアメリカ企業の経営者にとって屈辱の他、何ものでもありません。
なので、株式相場に比べて分配金というのは比較的安定しているのが事実です。
分配金による老後資産や生活費のために若いうちからアメリカの高配当ETFに投資を行うのも非常に有効だと思います。
・プラスαのメリット
アメリカ高配当ETFの場合、プラスαのメリットが有ることも忘れてはいけません。
- 株価の上昇も期待できる
- 増配も期待できる
これらがプラスαのメリットになります。
冒頭で説明した通り、株価の成長はS&P500などに比べると鈍いのですが、少なからず株価も上昇を続けており、資産を有効に増やすこともできます。
直近10年のチャートで確認してみましょう。
- VYMが青線
- VOOが紫線
VOOは直近10年一株の価値が約3倍になったのには劣りますが、VYMも直近10年で一株の価値は約2倍になりました。
VYMなどの高配当ETFで売却益を目的にすることは不適切ですが、仮に売却する場合が来てもそこそこの売却益というのが狙えます。
そして、VYMからの分配金も年々増えていることはメリットです。
以下はSBI証券で公表されている、VYMの2017年からの一株あたりの分配金の履歴です。
2017年に一株あたり2.4011USDだった分配金が2020年では2.9061USDと増えています。
おおよそ年1%程度づつ増えていますので、これが今後も続いていけば分配金も効率よく得ることができます。
・まとめ
いかがでしたか。
アメリカ高配当ETFの近況から、アメリカ高配当ETFへの投資はどのような考え方のもとで行うのが良いのかを解説しました。
日本国内の高配当ETFもあるのですが、アメリカ高配当ETFには比べ物にならないくらい劣悪なETF(高コスト、減配)だったり、日本の経営者の株主への考え方などからオススメはできません。
一方、アメリカのETFというのは揺るぎない「資産」としての地位を確立していますので、資産形成の選択肢として非常におすすめできます。
みなさんの資産形成の良いオプションになれば幸甚です。
それでは失礼します。