待ち遠しい初分配金!!
みなさんこんにちは。
今回は分配金についてお伝えしようと思います。
というのはあと約1ヶ月で私が保有するVYMの分配金が出るからです。
投資をする大きな目的の1つである分配金ですが、VYMの分配金を例に
「どのように配られるのか」
「どの程度もらえるのか」
「今後はどのようになっていくのか」
についてお伝えしたいと思います。
・結論
- 米国株式やETFでは主に年4回の分配金がもらえる
- VYMの今年第1回目の分配金は0.6USD/株程度か?
- VYMの分配金は年々増え続けている
・分配金について
分配金は、企業の利益を株主に還元する仕組みです。
まだ成長している企業は企業の利益を自社に投資をして、企業としての付加価値向上やさらなる成長に使用し、株価の成長を加速させます。
しかし、企業としての成長が鈍くなり、自社内での再投資先が少なくなってきた場合、その余剰利益を株主に還元します。
これが配当金です。
投資で配当金をもらうためには、定められている「権利落ち日」という日までに株式を保有している必要があります。
権利落ち日に保有している株式の数量によって配当金がいくら支払われるかが決まります。
注意したいのが、購入申込みをしただけでなく、受け渡し日を過ぎて株式を保有している必要がありますので注意してください。
その後、決算があり、配当金が確定するので、その後に配当金が支払われることになります。
ここでの要点は、権利落ち日の時点で保有している株式の量で配当金が支払われるということです。
・VYMの配当金はどのくらいもらえるのか
それでは具体的にVYMに投資をしているとどの程度配当金がもらえるのでしょうか。
Yahoo Financeで最新の配当金情報を確認してみましょう。
英語になってしまうのですが、配当利回りを確認するには「Yield」という欄を確認します。
VYMの最新の年間配当利回りは3.19%となっています。
VYMは年間4回(3、6、9、12月)の配当金が出るので、4回の合計が3.19%になります。
それでは2020年の実績で1株あたり各回どの程度の配当金が出たのかを確認してみましょう。
昨年の3月は1株あたり約0.5USD程度が配当金として出されています。
私は現在のところVYMを94株保有しているので、配当金が減らされなければ47USD程度がもらえると思います。
そこから、米国の現地税10%が引かれます。
この米国の現地税10%分は確定申告をすることで取り戻すことができます。
その後、日本の住民税と所得税が約20%程度引かれます。
為替の影響を104円/USD程度と考えて、税引き後で3,500円程度が配当金としてもらえる予定です。
NISA口座でVYMを保有していればアメリカの現地税10%のみで、日本でかかる住民税と所得税は免除されます。
3,500円程度ですが、されど3,500円です。
初めての配当金なので、とても楽しみにしています。
分配金は再投資せずに受け取ることにして、家計の足しにしたり、好きなことに使おうと思っています。
初めての配当金では、少し良いお酒を買って奥さんとお祝いをしようと決めています!!
・VYMの配当金のトレンド
配当金はずっと同じ額が支払われるのではなく、年によって、増えたり、減ったり、同じだったりと変動します。
私達にとって嬉しいのはもちろん配当金が増えることですよね。
配当金が増えることを「増配(ぞうはい」といいます。
逆に配当金が減ってしまうことを「減配(げんぱい)」といい、更に、配当金が出なくなることを「停配(ていはい)」といいます。
VYMの配当金にはどのような傾向があるのか、過去の実績から確認してみましょう。
VYMを運営するバンガード社のホームページからデータを取ってきました。
グラフのようにVYMの年間配当金はきれいに右肩上がりを続けています。
配当金が増え続けている増配傾向です。
昨年のコロナショックでもVYMは増配を続けた点がとても好感が持てますよね。
それでは次に毎年、昨年の配当金に比べてどの程度配当金が増えているのかを確認してみましょう。
配当金が増える割合のことを「増配率(ぞうはいりつ)」といいます。
このグラフは、前年の配当金に比べて何パーセント配当金が増えたかというのを示しています。
0%になると前年と同じ配当率、マイナスになってしまうと前年の配当を下回る減配を示します。
VYMの場合は安定して1%以上の増配を継続していることがわかります。
今年も順調に増配が続くと良いです。
VYMで資産形成をする大きなメリットがこの増配傾向です。
将来どこかで増配傾向が鈍ったり、減配になってしまうこともあるかもしれませんが、米国企業の分配金の変動は株価の変動に比べて安定しています。
それは、米国企業の経営者は基本的に株主への還元を第一に考え、減配や停配は米国企業の経営者にとって最大の屈辱と言えるからです。
そのため、不景気であっても、株式の暴落相場の中でも米国経営者は増配をするために最大限の努力をします。
日本の企業とは大違いですね。
そのため、配当金の傾向は比較的安定した傾向にあると考えています。
・分配金をどのように使うのが正解か
理論的には、分配金は再投資することで、利息が利息をうみだす「複利」の効果によって投資効率を最大限に高める事ができます。
そのため、投資をするうえで、投資効率を高めるために配当金は再投資するのが鉄則と言われています。
この考え方は絶対的に正しいです!!・・・と前置きをした上で投資効率が下がってしまっても配当金を使うというのも個人的にはありだと思います。
配当金を使って、配当金をもらう楽しみや、投資をして利益をもらうことを実感して投資を続けていくというのも投資を長続きさせる秘訣かなと思います。
私は投資元本を増やすために投資は続けつつ、配当金はその都度受け取って家族みんなで楽しみたいと考えています。
・まとめ
いかがでしたか。
今回は初めての配当金があと1ヶ月にせまったこともあり、保有するVYMの配当金と合わせて、配当金についてお伝えしました。
放置投資もよし、配当金で楽しむのも良し、資産運用の仕方は人それぞれで良いと思います。
大切なことはまず始めてみることです。
少しづつでも投資を始めてみることで生活が変わっていくことが実感できると思います。
それでは失礼します。