「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

おすすめ米国ETFのVIGを紹介!!

みなさんこんにちは。

今回は米国ETFのVIGを紹介します。

私はVYMとVIGで迷った挙句、VYMを購入することにしたのですが、改めて分析してみて非常に魅力的なETFであることを再認識しました。

本内容が皆様の資産形成の一助となれば幸甚です。

・結論

  • VIGの魅力は配当金の大きな増配と、株価の上昇
  • 売買益も狙うならVIG、売却を考慮せず保有しつけるのであればVYMか

 

・VIGとは

正式名称を

Vanguard Dividend Appreciation Index Fund ETF

といい、日本語では

バンガード・米国増配株式ETF

となります。

ベンチマーク

NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス

となっており、このインデックスは

「10年以上連続して増配を続けている銘柄で構成」

されています。

もちろん、増配が止まった場合は銘柄から外されてしまいます。

 

・VIGの株価の推移

それではVIGの株価の推移を確認してみましょう。

f:id:Finedays:20210321175011j:plain

  • 青線がVIG
  • 赤線がVYM
  • 緑船がVOO

株価の推移ではVYMを圧倒しています。

S&P500指数をベンチマークとするVOOには及びませんが、非常に立派なパフォーマンスだと思います。

VYMが高配当を目的にバリュー銘柄中心であるのに対して、VIGの場合はややグロース銘柄が多くブレンドされているように思います。

分配金も株価の上昇もVOOとVYMの中間といったところでしょうか。

そこそこの分配金は欲しいけど、株価の上昇も考慮して将来的は売却をして、売買益も狙いたいという方向きだと思います。

 

・VIGの構成銘柄について

先述の通り、VYMよりグロース銘柄を多く含んでいるとのことで、上位構成銘柄を確認してみたいと思います。

f:id:Finedays:20210321180913j:plain

トップの銘柄から大きな違いがあります。

VIGではトップがマイクロソフトですが、VYMは以前に構成銘柄からマイクロソフトを外しました。

VYMがマイクロソフトを構成銘柄から外した理由は、配当金に対して株価が高くなりすぎたため、配当利回りが下がったためです。

VYMは配当利回りを構成するうえで重要視していることがわかります。

一方、VIGは連続増配に重点を置いていますので、株価が上昇して、配当利回りが低下しても財務が健全な会社であれば構成銘柄に残されます。

その他。クレジットカードのVISAも典型的なグロース銘柄です。

 

・VIGの配当傾向

それでは気になるVIGの配当傾向を確認してみましょう。

f:id:Finedays:20210321182047j:plain

2006年の設定から、2回減配の実績がありますが、非常に少ない下げ幅です。

この辺りは増配に重点を置いたETFが故といったところでしょうか。

全体的に分配金もきれいに右肩上がりに増え続けています。

 

・VIGの増配傾向

続いて毎年どの程度増配をしているのかを確認してみましょう。

f:id:Finedays:20210321182556j:plain

2006年は設定年で3回しか分配金が出されていないために2007年の増配率が大きくなってしまっていますが、2007年以降で増配率の平均は約8%でした。

年によって当然ばらつきはありますが、均すと毎年8%の増配ということで、かなりの増配率だと思います。

現在の配当利回りは1.65%ですが、一括投資をして放置しておくと、数年後には自分のポートフォリオの中では高配当化(配当利回り3%超え)することになります。

VYMと比較し、増配の勢いと安定感はあると思いますので、一括投資をするのであれば将来VIGのほうが高配当になる可能性は大いにあると思います。

過去の実績からトータルリターンではVIGのほうがVYMより大きくなることがわかっています。

 

・私がVYMを選んだ理由

VYMにするかVIGにするかを考えていた当初は、VIGって中途半端な感じがしたのです。

「高配当でもないし、トータルリターンもVOOより高いわけでもない」

と考えたのが私の答えでした。

加えて、分配金を目的に投資をするETFに関しては売却することを一切考えていません。

そのため、配当利回りが高いことと、毎年の増配が少しづつでも安定的に繰り返されることが条件でした。

株価は上がらなくても、売却しないので影響なく、分配金にフォーカスしてVYMを選びました。

VOOの分配金も増配傾向ではあるものの、減配のリスクはVIGに比べて高くなるため、配当金に重点を置いた投資をしたいのであればVIGかVYMが良いと思います。

その中でも、将来は売却することで、売却益を狙いたいと思う方はVIGが最適と思います。

 

・経費率について

経費率は驚異の0.06%です。

超低コストファンドなので長期保有に最適だと思います。

 

・まとめ

いかがでしたか?

大きな売却益と増配による高配当化が狙えるVIGは一括投資をして長期間運用するのがおすすめです。

増配に重点が置かれると、分配金が安定的に入ってくるので、減配の心配をしなくて済むのが良いですね。

加えて、超低コストファンドである点も長期運用したくなるメリットですね。

皆様の資産運用の一助になれば幸甚です。

それでは失礼します。

今なら無料のオンライン講座!投資の達人講座

投資信託入門講座