「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

LED電球は本当にお得か ~LED電球が本当にお得か投資目線で検証してみた~

LED電球が一般市場で手に入るようになったのが2008~2009年頃です。当時はLED電球1個当たり5000円~6000円と非常に高価で「元が取れない」という話をよく聞きました。時は流れ、LEDの製造技術は上がり、それとともに製造コストは下がり、現在、家電量販店では1000円を切る価格で手に入るようになりました。果たして現在の価格でLED電球は「元が取れる」のでしょうか。投資の考え方を含めて、LED電球に取り替えるべきなのか、まだ蛍光灯電球を使い続けるべきなのかを検証してみました。

結論
今すぐにLED電球に取り替えるべきです。

解説
シュミレーションを以下の条件で実施してみました。

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シュミレーション条件


LEDは寿命が長く、1日4時間の使用では約27年使用できる計算になります。そのため、LEDが平均寿命に達するまでの27年間でどれだけの効果があるのかを検証します。

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27年間のシュミレーション

電球自体の値段はLEDのほうが高いので、最初の年はマイナスになってしまいます。しかし、27年間では1個の蛍光灯電球をLED電球に取り替えるだけで、4,593円の節約になります。27年間でたった4,593円?と思う方のために本当に取り替えるべきか、否かを判断するためにIRR(Internal Rate of Return:内部収益率)というのを計算してみました。
IRRは別記事で詳しく説明しますが、投資判断をする際に指標の一つにする数値です。ひとまずここでは、銀行預金の「金利」のようなもの(厳密には異なります)と解釈し、「高ければ高いほど良い投資案件」としておいてください。今回の場合「投資」とはLED電球を買って取り付けるということです。


一般的に
投資ファンドでのIRRの目安は15~20%
・現物不動産投資でのIRR目安は5%
程度を目標にするとよいと言われています。

なので、LED電球取り換えを投資家目線で考えるとIRR49%であるのならば、今すぐ取替する!!という判断になります。取り換えしない理由はないというレベルの話です。
まだ自宅に蛍光灯の電球がある方は、これを機にLED電球に取り替えてみてはいかがでしょうか。
オススメなのは、必要個数をできるだけまとめ買いすることです。1個当たりのLED電球の価格を下げることができるうえ、節約金額は2倍、3倍と増えるので効率が良いと思います。


小さな改善ですが、理にかなった家庭内の改善ということで、どんどん進めていきましょう。
ただし、LED電球を使っているのに、LED電球の予備を自宅にストックしておくのは絶対にやめてください。LED電球の寿命が長いがゆえに出番がいつになるかわからないし、そのLED電球を使う頃にはさらに良い次世代の電球が手に入る可能性があります。
また、LED電球の値段と使用時間等が変わっても効果は当然変わってきます。コメント欄にLEDの価格、おおよその使用時間を記入していただければ計算してみますので、ぜひ活用ください。

【LED電球】

【お得なまとめ買い】