投資信託のススメ
別記事、「個人年金保険解約のススメ」にて「得たお金を増やす」機能は「投資」と提案いたしましたので、今回は投資の導入部分について記事を書きたいと思います。
結論から。投資初心者には
・全世界株式指数に連動するインデックス型投資信託に
・毎月(もしくは毎日)コツコツ一定額を
・15年以上
投資するのがオススメです。
何のことやらわからないと思うので、以下に解説します。
1. 投資信託とは
「株、債券、不動産など、様々な投資商品の詰め合わせ」だと考えてください。
そして、投資信託の優れているところは、私たちがこの詰め合わせに小額から投資できるところです。
2. インデックス型投資信託とは
投資信託は値動きの目標値(ベンチマークと呼ばれます)を持っています。市場指数(インデックス)とい呼びます。「日経平均」、「TOPIX]などが日本で有名な市場指数です。
これらの指数と同じ値動きを目標に投資先、投資割合を決めるのが「インデックス型」です。
市場指数を超えることを目標にしているのが「アクティブ型」です。
アクティブ型はインデックス型に比べ資産を大きく増やせる可能性がある分、資産が大きく値下がりする可能性もあります。
3. 全世界株式とは
先進国、新興国問わず全世界の株式に投資する投資信託を意味します。この他には先進国株式、先進国株式(除く〇〇)、新興国株式、新興国株式(除く〇〇)、先進国債券、新興国債券、等々様々なものがあり、それぞれに複数の市場指数もあります。
4. 毎月(毎日)一定額をコツコツ
このように投資を進めていくことをドルコスト平均法といいます。一定額を投資するので、投資信託の価格が安いときは口数を多く買い付けでき、価格が高いときは少ない口数を買い付けることになります。このようにすることで平均買い付け価格を平均的にならすことができます。後ほど解説する「時間的分散」につながります。
5. 15年以上続ける
長期間保有し続けることで元本割れの確立を限りなく低くできます。
例えば国内株式投資信託では
・1年で元本割れの確率は99.7%
・3年で元本割れの確率3.53%
・5年で元本割れの確率2.84%
・10年で元本割れの確率0%
外国株式では
・1年で元本割れの確率は92.1%
・3年で元本割れの確率5.40%
・5年で元本割れの確率10.1%
・10年で元本割れの確率1.11%
外国株式のほうが若干価格が変動しているように思いますが、いずれにせよ長期の保有で元本割れの確率を低くすることができます。
投資をしていくうえで重要な点が、資金の分散をどのようにするかです。
・株式分散・・・1社の株式にまとめて投資をするのではなく、複数の会社の株に投資をすること
・時間的分散・・・資金を投資するタイミングを複数回に分けて投資をすること
・セクター分散・・・セクターというのは「業界」です。複数の業界の会社に分散して投資をします
・投資対象の分散・・・株や債券、不動産、金など様々な投資対象に投資をします
投資信託は商品により異なりますが、様々な分散が取り入れられており、その投資信託に先ほど説明したドルコスト平均法で買い付けていくことで有効に分散ができます。
なぜ初心者に全世界株式をおすすめするかというと分散が効いていて、元本割れしにくい運用が簡単にできるからです。
また、全世界株式というのは、全世界の人類がよりよい生活を求め続ける限り、長期間で見れば価格は上がっていくものと私が思うからです。
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