「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

企業型確定拠出年金運用報告

みなさんこんにちは。

今回は企業型確定拠出年金の運用についてご報告いたします。

最近企業で導入が増えている企業型確定拠出年金ですが、どのように運用したらよいのか、私の実績と経験を含めて解説していきます。

効率よく老後資産を形成するために企業型確定拠出年金で何をするべきなのかがわかるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

・結論

  • 私の企業型確定拠出年金の運用は「外国株式インデックスファンド」一点集中
  • 運用実績は85万円の拠出に対して含み益23万円
  • 企業年金受け取りまで10年以上の時間があるのであれば外国株式一点集中が最も効率が良いと思います

 

・私の運用実績詳細

私の会社では毎月15,000円を会社が拠出してくれます。

運用開始後4年程度は定期預金がほとんどの運用をしていました。

これは、企業型確定拠出年金というものがどのような制度なのか全く知らずに、また、どのような運用をするかも全く考えずに、とりあえず安心安全な定期預金にしておこうと思ったためです。

その後、運用をしていることすら忘れていました。

投資を始めたきっかけに、ふと思い出し、運用状況を確認し定期預金中心から全額「外国株式インデックス型」に切り替えました。

以下に私の運用開始からの推移を示します。

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  • 青い棒グラフが拠出金合計
  • 赤い棒グラフが評価額

拠出開始から2020年の10月頃まで15,000円のうち、2,000円程度をリスクの小さいよくわからないファンドに投資をしていました。

一応リスク資産ではあるので若干の含み益は出ていましたが、今思えばよくわからない運用でした。

2020年10月からはそれまでの拠出を一括で外国株式インデックスに移しました。

一時的に含み損になりましたが、今では含み益で運用できています。

以下に年率換算の運用利回りを示します。

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よくわからないファンドに投資をしていたにもかかわらず、拠出開始来の運用利回りは9.5%程度で運用できています。

これは外国株式インデックスが絶好調であるために大きく改善することができています。

その証拠に直近一年の運用利回りは約29%となっています。

現在は株式相場が好調なのでこのような結果になっていますが、下落局面を迎えることも大いにあります。

しかし、長期で見れば企業年金の額も増えていくということになります。

 

・加入者全体の運用実績との比較

私の会社では企業型確定拠出年金の運用を三菱UFJ信託銀行にお願いしているのですが、三菱UFJ信託銀行では加入者全体の運用状況を毎月レポートしてくれます。

以下に2021年2月の加入者全体の運用実績の分布を示します。

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引用元:三菱UFJ信託銀行 データで見る確定拠出年金(2021年2月)

上記グラフでは拠出開始来の年率換算運用利回りの分布を示しています。

圧倒的な最多層は運用利回り

 0%から1%未満で、全体の48.6%を占めています。

これは何を意味しているかというと、ほとんどの加入者が定期預金のみ、もしくは定期預金中心の運用をしているということです。

日本人のリスク商品を避ける傾向が非常に顕著に反映されている結果だと思います。

しかし、定期預金というのは金利が0.001%~0.1%程度の運用しかできないため、お金が増えていくことはありません。

仮に企業型確定拠出年金を拠出額15,000円で、定期預金で30年間積立運用すると以下のような結果になります。

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新入社員だと運用する期間はもう少し長くなりますが、結果としては

拠出金額=企業年金

という結論になります。

一方、若いうちからリスクをとって運用を続けた場合は年利5%程度で運用したとしても以下のような結果になります。

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年利というのは結果論でどの程度の運用利回りとなるかは企業年金を受け取るときにはじめてわかるものですが、例えば外国株式インデックスなどで運用した場合、かなり控えめな数字となると思います。

なので、実際はもっと大きな企業年金をもらえる可能性が高いです。

私がお伝えしたいことは、運用期間が10年以上あるのであれば、しっかりとリスクをとった運用をすることで、企業年金の額を大きく増やすことができるということです。

上記のシミュレーションレーションの結果だけでも倍以上の差があります。

 

・資産運用ではリスクは悪ではない

企業型確定拠出年金も立派な資産運用です。

資産運用において

「リスクをとる」

ということは、決して悪い意味ではありません。

資産運用においてリスクというのは資産額が変動するという意味で、「値振れ」を意味します。

「リスクが大きい運用」

というのは、元本割れする可能性が高いことを意味しているのではなく、

「資産の値振れの幅が大きい」

ということを意味しています。

値振れが大きい分、元本割れする可能性はありますが、長期のトレンドで右肩上がりに上昇を続けている資産であれば、年月の経過とともに含み損となる可能性も非常に小さくすることができます。

大切なことは、リスクを毛嫌いするのではなく、適切にリスクをとって運用をするのが最適だということです。

とりわけ、20代から40代の社員であれば退職までまだまだ時間がありますので、大きなリスク商品で運用することを強くおススメします。

私は外国株式程度のリスクであれば許容範囲内なので、40代までとは言わずにずっとリスク資産で最後まで運用しようかと考えています。

 

・まとめ

いかがでしたか?

私の企業型確定拠出年金の運用実績をもとに運用の仕方、考え方をお伝えしました。

リスク資産を正しく理解する少しの知識があればリスク資産を受け入れるのに勇気は不要です。

リスク資産を正しく理解するということは、すなわちリスクを正しく受け入れて、資産を大きく増やすことにつながります。

これからも皆様の投資や資産運用の一助となれるように情報を発信していきますのでよろしくお願いいたします。

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