おすすめ米国ETFのVUGを紹介
みなさんこんにちは。
今回はおすすめ米国ETFのVUGを紹介したいと思います。
米国ETFに興味のある方には参考になる記事になると思いますので、ぜひ最後まで見ていってください。
・結論
- VUGの魅力は大きな株価成長
- 大きな成長を続けている企業に分散投資ができる
・VUGとは
正式名称を
Vanguard Grouth ETF
といいます。
日本語名に直すと
バンガード・米国・グロースETF
です。(そのままですね・・・)
Grouth(グロース)は成長という意味になるので、米国の企業のうち、特に成長著しい企業を集めたETFということになります。
そのため、配当金は比較的少なく、株式の売買で利益を狙うETFになります。
世界中で大人気のETFの一つで、運用資産残高は日本円にして14兆円超えと、とてつもない規模を有するETFです。
・ベンチマークについて
VUGがベンチマークとしているインデックスは
CRSP US Large Cap Grouth TR
(CRSP US ラージキャップ・グロース・インデックス
に連動するパフォーマンスを目指します。
このインデックスは
CRSP US Large Cap TR
という米国の米国の大型株式を集めたインデックスの中から、
- 短期・長期において、しっかりと成長しているか
- 企業の投資が効率良くできているか
という視点で選ばれた銘柄の時価総額加重平均で構成されています。
各銘柄の株価の成長に重点を置いたインデックスになります。
成長著しい企業は基本的に配当金を出さず、利益を企業内で再投資して、さらなる成長を促進させます。
企業が成長すれば株価は上昇し、それが株主への最大のリターンになると考えているためです。
・VUGの構成について
それではVUGがどのようなETFであるか、具体的にみていきましょう。
はじめにETFの基本データをみてみましょう。
構成銘柄は257あるので、このETFに投資をするだけで時価総額が大きくて、かつ成長が著しい企業に重きをおいて257銘柄に分散投資ができます。
続いて、投資先セクターと上位構成銘柄を確認していきましょう。
現在の株式市場は、テクノロジー(情報技術)セクターの成長が非常に大きいため、半分近くがテクノロジーセクターへの投資です。
しかし、今後、テクノロジーセクターに変わる成長セクターが出てきた場合は構成を変更してくれるので、どのような時代でも成長著しい企業の恩恵を受けることができます。
上位構成銘柄は今をときめく成長企業ばかりです。
アップル、マイクロソフト、フェイスブック、アルファベット(グーグルの持株会社)に加え、テスラも早速上位構成銘柄に組み位入れられています。
・VUGのパフォーマンス
それではVUGのパフォーマンスをみていきましょう。
はじめに株価の成長をみてみましょう。
S&P500指数に連動するVOOとの比較です。
- 青線がVUG
- 紫線がVOO
株価の推移はVOOを圧倒しており、成長著しい企業に投資をすることの威力がわかると思います。
直近10年でVOOの株価は約3倍になったのに対して、VUGの株価は約4倍になりました。
次に分配金を含めたトータルリターンをみてみたいと思います。
10年の期間での年率換算トータルリターンは16.33%となっています。
VOOでは、13.45%なので、分配金を含めたトータルリターンでもVUGのほうが大きなリターンを得られる結果となっています。
・経費率について
VUGの経費率は
0.04%
と非常に低コストETFです。
成長銘柄を自動で組み替えてくれて、投資比率も変えてくれて、しかも大きな成長実績もあるETFで、経費率がこれだけ低いのはとても魅力的です。
私は日本の投資信託での投資対象として年間総コスト0.2%というのを自分の中で決めているのですが、米国ETFを物色しているとこの0.2%すら高く思えてきてしまいます。
・VUGへの投資が適している人
大きなリターンが得られることは前項で説明しましたが、どのような考え方のもとでVUGに投資をするのが良いのでしょうか。
私が考えるに、VUGは安定して大きな成長が期待できるため、投資の初心者から、資産を増やしたい人まで幅広く投資できるETFだと思います。
中でも
- 分配金を極力抑えて、株価の上昇の恩恵を得たい方
- S&P500の中でも特に成長銘柄に絞って投資をしたい方
- 10年以上の長期投資を考えている方
- ジュニアNISAで非課税期間がまだ10年以上残っているお子さんをお持ちの方
などに当てはまる方は特に適しているのではないでしょうか。
ジュニアNISAではVUGに投資をすることができますので、廃止が決まり、非課税運用期間が非常に長くなったので大きな非課税の恩恵も受けることが可能です。
今年のジュニアNISAではeMAXIS Slim全米株式(S%P500)を選びましたが、来年以降の投資対象銘柄として考えています。
特に次女はまだ非課税期間が17年あるのでVUGの投資には最適と考えています。
・まとめ
いかがでしたか。
今回は大きな成長を続ける企業に分散投資ができるVUGを紹介しました。
私個人も来年度のジュニアNISAで投資を考えていて、非常に魅力的なETFだと思います。
投資を始めて、ETFに興味がある人や、これから投資を始める方にもマッチするETFです。
それでは失礼します。