「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

株価暴落時に考えること

みなさんこんにちは。

今回は株価が暴落しているときに考えることと題して、暴落局面をどのように乗り越えるかを記事にしてみたいと思います。

暴落が怖くて投資ができていない方の理解の一助になれば幸甚です。

 

 

・結論

暴落局面は絶対にいつか来る!!

大切なことは機械的に一定金額を積み立て続けることです。

 

・過去の暴落

過去に起こった暴落をS&P500指数の推移でで見てみましょう。

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と周期的に発生しています。

ざっくりですが、10年間隔でしょうか。

いつ、どこで暴落が発生するかがわかればよいですよね。

しかし、株価というのは、世界のあらゆる情報をリアルタイムに反映させるので、暴落を読むというのは不可能であると考えるのが自然です。

 

・暴落時に損をする人

どのような人が暴落時に損をするのでしょうか。

答えは一つです。

「株や投資信託を購入平均価格よりも低い基準価額で売却してしまった人」

です。

もちろん基準価額が下落していくので含み損は増えていきますが、含み損というのは確定した損益でなく、売却して損益確定した場合いくらになるかというのを示しているので、売却しない限り損益は発生しません。

どのような人が暴落時に売却して損益を確定してしまうのでしょうか。

考えられるのは以下の方です。

  1. 投資に許容できる額以上の資金を投入している
  2. 暴落したまま株価は回復しないと考えてしまう人
  3. 投資商品とリスク許容度があっていない人

投資に余剰資金以上の資金を投入した場合、どうしても短期視点での取引に陥りがちです。要は一時的にでもマイナスになることが許されないお金を投入してしまっている場合です。

私個人の考え方は、動かないお金を数年も銀行に寝かせておくのは、はっきり言って時間と利益のロスで、得られる利益を逃しているとしか言いようがありません。

しかし、すぐに使うお金までを投資に投入してしまってはどうしても短期視点での取引になってしまい下落相場では売却せざるを得ない状況に陥ってしまうのではないでしょうか。

次に、「株価は回復しないと考えてしまう人」です。

これは誰もが暴落相場では一瞬は感じることがあるのではないでしょうか。

しかし、上記のS&P500のチャートを見直してください。

過去に何回も大きな暴落がありましたが、100%の確率で株価は持ち直し、最高値を更新しています。ただし、これはS&P500の場合です。

それでは、日本国内のインデックスである「日経225インデックス」を見てみましょう。

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1989年のバブル崩壊前につけた最高値を未だに更新できていません。

2012年以降アベノミクスによる経済政策が功を奏し、株価は上昇トレンドに転じましたが、信頼しきれる状況ではありません。

日本は、市場がすでに成熟し、かつ人口減少が進んでいくのが決まっています。

つまり、市場は縮小傾向ということです。

私は、現状では株価は上昇トレンドに転じていても人口減少による市場の縮小で、日本は大きく成長できる余地がないと考えています。

もちろん個別銘柄では成長している企業はありますよ!!

あくまで日本全体で見たらという意味です。

最後に自分のリスク許容度と投資商品のリスクがあっていないという人です。

これはジェットコースターみたいなもので、ジェットコースターが大嫌いな人が富士急ハイランドの「ドドンパ」や「ええじゃないか」にチャレンジすることと全く同じです。

大きな値振れのアップダウンが嫌いであれば債券ファンドや株式と債券の両方に投資をする商品に投資をすることで大きな値振れを回避して安心しながら運用しましょう。

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青色のeMAXIS Slim S&P500連動ファンドに対して紫色の線はeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)というファンドの値動きです。

国内株式、債券、不動産、先進国株式、債券、不動産等々に均等に投資をするため、リスクの分散が徹底できる投資信託です。

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引用元:三菱UFJ国際投信 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)目論見書より
https://emaxis.jp/pdf/koumokuromi/252760/252760_20200723.pdf

リスクを抑える分トータルリターンは小さくなってしまいますが、明らかに値振れが抑えられていることがわかります。

このように株式投資だけでなく、債券や不動産をミックスすることで、値振れを小さくしながら運用することも可能です。

 

・暴落局面での考え方

アメリカ株式に投資をしている場合、株価は暴落を乗り越えて、上昇を続けていくことが過去の実績からわかっているので、暴落時であっても機械的に、コツコツ積み立てることを続けましょう。

考え方によっては10年に1度の安売りセールなんて言う考え方もできますが、まずはコツコツと積み立てること。

これに尽きます。

暴落の局面でも一定額をコツコツ積み立てて、暴落を乗り越えることができた人には最高値更新という未来が待っています。

以前の記事「投資で最も得をした人」でも紹介をしましたが、

「積立投資をしていたのを忘れていた」

くらいが長期投資では最良なのです。

finedays.hatenadiary.jp

暴落が来たからどうのこうの、株価が大きく上昇しているからどうのこうのではなく、まずは長期で基準価額が上昇しているファンドに機械的にコツコツ一定額を投資することを心がけましょう。

 

・まとめ

いかがでしたか。

現在のアメリカS&P500指数はコロナショックを乗り越え連日最高値を更新しています。

次の暴落はいる起こるのか、誰にもわかりませんし、どんな分析をしても、推測や予想にすぎません。

それなら、いっそのこと、長期で考えれば、

「暴落は必ず来るもの」

ととらえて、

「特に何もしない」

というルールを決めておきましょう。

暴落時に買い増しをするといった手法はやや上級者向けですし、長期積立投資である程度投資を勉強してからでも全く問題はありません。

この記事を読んで、暴落局面の恐怖で投資の一歩を踏み出せなかった方が、投資にチャレンジしてみようと思えるきっかけになれば幸甚です。

投資の勉強をしてみたいなと思ったら、まずは無料の投資講座を受講することをオススメします。

私も受講しましたが、初心者にも非常にわかりやすく投資の基礎を学べるので、これから投資を始めようと考えている方には非常に有益だと思います。

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それでは失礼いたします。

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