「とうし」の「と」

投資初心者の私が、投資未経験者のために、初心者ならではの目線で投資を解説していきます。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドの中身を見てみよう ~嫁氏のつみたてNISA銘柄紹介~

目論見書内容解説第2弾!!

みなさんこんにちは。

今回は目論見書の解説第2弾!!

ということで、我が嫁氏がつみたてNISA口座で運用している投資信託

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド

を目論見書に沿って紹介したいと思います。

どのようなファンドであり、投資対象になるかが判断できるようになります。

 

 

・結論

先進国株式インデックスファンドのベストバイの1つ!!

手数料も安い!!

 

・「eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド」の特徴

まず初めにベンチマークに採用している「MSCI・コクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)」を紹介します。

  • 「日本を除く」先進国22か国
    アメリカが約70.4%、時点のイギリスが5.4%とほとんどがアメリカ) 
  • 大中型株の約1,300銘柄を採用
  • 時価総額カバー率は85%を目標
  • 投資先セクターは上位から金融、情報技術、ヘルスケア、一般消費財・・・と続く

大きなポイントは「日本を除く」というところです。

以下が構成国と比率です。

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引用元:三菱UFJ国際投信
    eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド交付目論見書より抜粋
252653_20200723.pdf (emaxis.jp)

日本は世界第2位の経済大国であり安定感はあるのですが、成熟した国であり、人口も減少傾向であるが故、成長が非常に鈍くなっています。

そのため、構成国から日本を外すと、リスク(値振れ)は高くなりますが、高い成長を見込むことができます。

加えて日本で生活をしていると日本円の資産が増えがちなので、外貨建資産を増やすという意味でも「除く日本」というのは有効です。構成外貨は以下の通りです。

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引用元:三菱UFJ国際投信
    eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド交付目論見書より抜粋
252653_20200723.pdf (emaxis.jp)

多くのハードカレンシーで資産を保有できるのも魅力です。通貨分散も立派な「分散」でリスクの低減に効果的だと思います。

私個人的には長期のつみたてを考えているので多少リスクが大きくなっても全体的に右肩上がりの基準価額推移であれば全く問題にしていません。

リターンを考えると、日本除きのインデックスは好きです。

設定日が2017/2/17で4年弱の運用で純資産総額は890億円と大人気のファンドです。

 

・直近1年のパフォーマンス

それではeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドのパフォーマンスを見てみましょう。

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順調なパフォーマンスですよね。

直近一年の利回りは6.51%です。

先進国株式の魅力は何といっても値動きが手堅いにもかかわらず、それなりのリターンを出してくれる安定感ではないでしょうか。

成長著しい新興国株式が含まれていない分、リターンは抑え気味ですが安定感があります。

1国集中投資は不安だけども分散して比較的安定した運用がよいという初心者にはおすすめできると思います。

このファンドもコロナショックの影響をもろに受けた今年のパフォーマンスでもしっかり底値を付けて回復し、現状は基準価額最高値を更新中です。

ふと思うのは、これまで様々な○○ショックがありましたが、今回のコロナショックのように、これだけ世界中のヒト・モノ・カネの動きがとまり、経済が減速した事例はなかったように感じます。

しかし、そのような状況下でも株価はしっかりと回復し上昇を続けているので、これから先、そこそこのイベントがあってもどっしり構えていられそうな気がします。

隕石が衝突とかは除きますよ、経済や株価どころではないですから(笑)。

 

・他の先進国インデックスファンドとの比較

他の主な先進国株式インデックスファンドと比較をして、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドの立ち位置を考察してみましょう。

以下の低コストの先進国株式インデックスファンドを比べてみたいと思います。

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • One-たわらノーロード 先進国株式
  • SBI先進国株式インデックスファンド

実は上から3つは同じベンチマークMSCI・コクサイ・インデックス(配当込み・円換算ベース)」を採用しています。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド」と「ニッセイ外国株式インデックスファンド」に至っては信託報酬も、約0.1023%と同じです。

「One-たわらノーロード 先進国株式」は信託報酬が若干高めです。

なので代表してeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドとします。

一方、ベンチマークが異なるのが「SBI先進国株式インデックスファンド」です。

このファンドは「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス(円環残ベース)」というインデックスに連動します。このインデックスは小型株を含む構成となっています。

それではパフォーマンスの違いを見てみましょう。

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ここ数日SBI先進国株式インデックスファンドが逆転して若干有利になっていますが、これを除けば、直近1年ではすべての期間でeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドが上回る運用ができており、良いパフォーマンスであったといえるのではないでしょうか。

SBI先進国株式インデックスファンドは純資産総額の伸びもいまいちで30億円程度しか集まっておらず、強制償還の不安があります。

よって、先進国インデックスファンドでは

  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンド
  • ニッセイ外国株式インデックスファンド

の2つから選択すると良いのではないでしょうか。

個人的にはeMAXIS Slimシリーズの「業界最低コストを求め続ける」というコンセプトがとても大好きで、今後の値下げの期待も込めてeMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドをオススメします。

 

・まとめ

いかがでしたか?

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスファンドの紹介から他の先進国株式インデックスファンドの比較までをやってみました。

eMAXIS Slimシリーズは低コストかつパフォーマンスも良く、本当に優秀で投資家思いのファンドシリーズだと改めて実感しました。

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