食洗器を投資目線で検証 ~食洗器は何がすごいのか~
自動食洗器の経済効果ってご存知ですか?贅沢家電と考える人も多い自動食洗器ですが、本当に贅沢家電なのでしょうか。投資の観点から数字で検証してみたいと思います。
結論
食洗器はもはや贅沢家電ではない!!
節約や自分の自由な時間を作り出してくれる現代の最重要家電のひとつ
・食洗器の普及率
ひと昔は、贅沢家電の代表格といわれていた食洗器。
お金持ちの方だけが手にすることができ、食器洗いは機械に任せ、好きなことができるというイメージではないでしょうか。
しかし、以外にも現在の食洗器の家庭普及率は30%を超えたといわれています。
ここまで普及しているともはや贅沢家電とは言えないような気もしますが、ここまで普及してきた背景にはそれなりの理由があるはずです。
・食洗器の特徴
食洗器の特徴を手洗いと比較して表にまとめてみました。
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洗浄温度が高い
食器洗いは温度が高いほど効果的に汚れが落ちるのはみなさんご存知の通りですが、自動食洗器では機械が使用するため約80℃まで水温を上げて洗浄することができます。この温度になると肉や魚の脂は溶けてしまいます。
一方、手洗いでは人間が行うので高くてもせいぜい40℃程度、この温度では脂は柔らかくはなりますが、食器やフライパンにこべりついています。
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水量が少ない
自動食洗器の場合、洗浄工程、すすぎ工程それぞれで水を循環させているので水の使用量が非常に少ないのが特徴です。一方、人間が食器を手洗いする際は水を流しっぱなしにすることが多いのではないでしょうか。
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自動食器洗浄機は機械のため、強力な洗剤を使用することができます。アルカリ性の洗剤や、洗浄力の強い酵素を配合した洗剤汚れ自体を溶かしたり、分解したりできる洗剤で、種類も様々です。一方手洗いでは、人の肌に優しい洗剤としなければならず中性洗剤に界面活性剤で汚れを浮かせて流すことで洗浄しています。
当然ながら、機械である自動食洗器のほうが洗浄に適した条件で洗うことができ、水を循環させることで節水効果もありそうです。
それでは事項で具体的なシュミレーションをしてみましょう。
・シュミレーション(手洗い vs 食洗器)
- 水道を流している時間:15分
- 一分あたりに流れる水量:5L
- 食器洗いは2回/日
- 水道料金:500円/m3 (上下水道料金)
- 電気料金:19.88円/kWh
食洗器の平均寿命の5年で修理費20,000円で修理して10年使用した場合
なんと!!
10年使って約3万円もお得になってIRRを見ても7%程度で十分投資に値するのではないでしょうか!!
・・・と言いたいところですが、節約になるのはなんとなくわかるけど・・・10年で3万円はしょぼい・・・
私も表を計算してみて正直そのように感じてしまいました(笑)。
そこで、食洗器の使い方を考えてみます。
食洗器で最も電気代を使うのは乾燥工程です。
空気をヒーターで温めてその空気で食器を乾燥させますが、このヒーターが電気代が高い原因です。
それならば感想はせずに洗浄のみのコースにして、乾燥は扉を開けて自然乾燥として使用した際のシュミレーションをしてみました。
節約金額が10年間で16万円程になり、IRRも驚異の37%です。
これなら高い買い物だけど十分効果が見込めますよね。
シュミレーションでは食洗器の価格を9万円としましたが、これは最上位機種にあたる価格です。
ミドルクラスでは6万円程度からあるのでそちらを選べばより大きな効果になります。
加えて、食洗器の魅力は節約だけでないのをお忘れなく。食器を洗う手間を無くしてくれるため家事の時間が短縮されます。
普段とても忙しい奥様方は1分でも1秒でも家事を短くしたいと考えていることと思いますので、食洗器を設置する効果は節約効果も素晴らしいですし、おまけに時間を作れる家電ということで非常におすすめできると判断します。
まとめ
いかがでしたか?
食洗器は洗浄のみで乾燥は自然乾燥とすることで大きな節約効果が出ることがわかりました。
また、時間も作り出してくれる家電ということで節約以上のメリットがあると強くオススメできます。
使い方を少し工夫するだけで大きな節約になったり、便利になる家電は結構生活の中にあるのではないでしょうか。
私も思いついた工夫があればアップしていきますので参考にしてみてください。
【Panasinic NP-TH4-W(今回シュミレーションの参考にした食洗器)】
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